んじゃ明日は無しだな〜

【気配消してくんなよ】の続きみたいな

※吸血鬼パロ※

ダメダメ吸血鬼の香澄ちゃん、ちょっとずつ松田に慣れてきて「何か飲むか?」って聞かれても「りんごがいい」って返せるようになる。「ハギの家にそんなんあったか?」って首傾げる松田に「あるよ。こっち」って香澄ちゃんが松田の手を引いてキッチンに歩き出すから着いて行く。

「ほら」って冷蔵庫を指差してふんすふんす、って鼻を鳴らして得意げな顔してるから「はいはいすげぇすげぇ。サンキューな」って頭をぽんぽんって撫でてあげれば満足そうに笑って戻っていく。

「入れて持って来いってか」って文句言いながらも明らかに香澄ちゃん用であろうプラスチックのコップにりんごジュースを入れて持っていけば、香澄ちゃんの目がキラキラ輝く。

「ほら、零すなよ」ってコップを渡せば「まかせて」って言いながらごくごく飲んでるから、あまりの必死さに「ふっ…くくっ、」って肩を揺らして笑っちゃう。そんな二人の元に「やっぱり平気だったか」って笑いながら萩原が戻ってくる。

「しっかり長風呂してんじゃねぇよ」って松田が萩原の足をげしげし蹴りながら言えば「だって二人が仲良くなるためには時間が必要じゃん?」って笑いながら香澄ちゃんの隣に腰を下ろす。

「陣平ちゃんにジュース入れてもらったの?良かったじゃん」って頭を撫でられて「いつもより多かった」ってドヤ顔でコップを萩原に向ける香澄ちゃんに「そりゃ良かった。んじゃ明日は無しだな〜」って萩原が返せばピシャーンッ!ってショックを受けた様子で目を見開いて固まる。

「明日の分も飲んじまったもんなぁ〜」って言う萩原に「や、やっぱり多く、ない…いつもより、少なかった…」ってコップを両手で握り締めながら言う香澄ちゃんに吹き出しそうになるのを堪えながら「どんくらい飲んだの?」って萩原が首を傾げる。

「こ、これくらい…」ってコップの半分よりちょっと下くらいを指差す香澄ちゃんに「ふぅん…」って返した萩原が「陣平ちゃん、どんくらい入れたの?」って松田に聞けば「こんくらい」ってグラスの8割くらいの所を指差すから香澄ちゃんが「あーーー!!」って悲鳴を上げてコップを抱き締める。

とうとう我慢出来なくなって吹き出して笑った萩原の隣で、松田も肩を震わせて顔を逸らしてガチ笑い。「ごめんごめん。冗談だよ」って萩原が香澄ちゃんの頭を撫でれば、ぶすっと不満そうな顔をして部屋の隅っこで壁に頭を押し付けながら小さくなっちゃうから「あちゃ〜」って笑っちゃう。

その後も中々戻って来てくれなくて少しの間放っておいたら寂しくなったのか、そろそろ戻って来て萩原の隣にちょこんって座るから「おっ、おかえり」って香澄ちゃんの頭を撫でてあげる萩原がいるんだよね。
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