萩原にちゅ〜されそうになって「ま、まって…!」って慌てて手で止めた香澄ちゃんに「なんでよ。だめなの?」って萩原が聞きながらぐぐっと力を入れて香澄ちゃんに近付けば簡単に距離が縮まるから「ほんとに嫌ならちゃんと止めな」って笑った萩原が香澄ちゃんの手にちゅうって吸い付く。
「っぅ、」ってぴくっと肩を揺らす香澄ちゃんの手首を掴んで「ほんとに、嫌?」って言えば香澄ちゃんの視線がゆらゆらと彷徨ってからそっと伏せられる。「このまま、ちゅーしちゃうよ。待たなくていいの?」って萩原が緩く微笑んで首を傾げれば「ま、まって、」って小さな声が返ってくる。
でも、口を押さえる手には全然力が入ってなくて「嫌ならちゃんと止めなって、俺言ったよね」って香澄ちゃんの手首を掴んで抑え込む。真っ赤な顔で萩原を見る香澄ちゃんの瞳は嫌がっているようには見えなくて「俺のこと、焦らしてる?」って笑いながら鼻先をくっつければ、香澄ちゃんがきゅうっと目を閉じる。
「香澄ちゃんがいいよって言ってくんないと、ちゅーできないんだけど」って言う萩原に「ぁ、ぅ…ぃ、いよ…」って香澄ちゃんが小さな声で呟くから唇を重ねる。きゅっと固く結ばれた唇からどんどん力が抜けて、緩く開いた口に舌をねじ込む。力で抑え込むのは簡単なのに、絶対にそうしない萩原に翻弄される。