【こんなに可愛い顔して】の続きみたいな
22歳の萩原の元に29歳の香澄ちゃんがやって来る。
可愛らしさはそのままに、でもどこか大人の色香を漂わせる香澄ちゃんの姿に萩原が目をぱちぱち瞬かせる。「ぇ、ぁ…っ、香澄、ちゃん…?」って萩原が困惑しながら名前を呼べば、パァッと表情を輝かせて「〜〜ッ研二さん若い!可愛い!」って香澄ちゃんにぎゅううって抱き締められてあたふたする。
今よりも胸が大きい気が…って一瞬考えて何考えてんだ俺のバカ!!って一人で心の中で大騒ぎ。そんな萩原のことなんて気にも留めずに「わ〜……今の私よりきっと年下、だよね…?えぇ…この頃の研二さんって可愛かったんだ…」って萩原の頬を両手で包んでふふって香澄ちゃんが楽しそうに笑う。
自分の行動に顔を真っ赤にしてぴぃぴぃ騒ぐ香澄ちゃんじゃなくて、余裕たっぷりな大人の香澄ちゃんに萩原の頭はぐるぐるして「か、わいく、は、ねぇだろ…」って何とか言葉を絞り出す。
萩原の言葉にきょとんと目を瞬かせた香澄ちゃんが楽しそうにくすくす笑って「ふふ、この頃の研二さんは可愛いって言われるの嫌だったんだ」って言うから「……えっ、未来の俺は可愛いって言われて喜んでんの…?」って思わず驚いちゃう。
「喜んでるって言うか…俺だって可愛いでしょって言いながら迫ってくるよ」って香澄ちゃんが楽しそうに言うから、嘘だろ…と思いつつも香澄ちゃんに可愛いって頬を撫で回されて嫌な気分がしてない自分がいるからきっとそういう事なんだろうなぁ…って勝手に納得してる。
可愛い可愛いってにこにこ笑う香澄ちゃんの手首をぎゅっと掴んで、萩原が強引に唇を重ねれば香澄ちゃんの肩がビクッと震えて「ん…っふ、…ふぁ、ん…っぅ、」って香澄ちゃんが一生懸命キスについて来ようとする。
香澄ちゃんの顔を見て「ははっ、香澄ちゃんのその顔、ずっと変わんないんだね」って萩原がとろりと眦を下げて笑うから、香澄ちゃんの胸はきゅうっと高鳴る。
「この顔にさせてるの、研二さんじゃん」って不満げに唇を尖らせる香澄ちゃんに「うん。ぜんぶ、おれのせいにして」って萩原が嬉しそうに微笑んで再び唇が重なる。何度も何度も、呼吸を奪うような激しいキスは若さ故か、余裕の無さが故か。
「ま、って…っふ、んぅっ、」って目をぎゅっと瞑って萩原を引き剥がそうとする香澄ちゃんだけど全く力が足りてないし、本気で嫌そうな顔はしてないから「だめ。またない」って全部奪われる。