俺とのちゅーの味、ねぇ…?

香澄ちゃんのことを思ってタバコを吸った後はキスしないようにしてたのに酔っぱらった香澄ちゃんが「ちゅーしたい」ってタバコ吸ってる萩原の所に来るから「えぇ…」って苦笑いしたら「わたしのこと、きらいになった…?」って今にも泣きそうな顔されてキスしない訳にはいかなくなっちゃう。

「なってないよ。でも俺今タバコ吸ってるよ?いいの?」って胸元に頭をぐりぐり押し付けてくる香澄ちゃんに煙がいかないようにタバコを持ってる手をちょっと離すんだけど「いいもん」って拗ねたような声が返ってくるから「香澄ちゃん、顔上げて」って頭を撫でながら笑っちゃう。

そろそろ顔を上げた香澄ちゃんの唇にちゅってキスをすれば「…にがい」って眉間に皺を寄せてるから「だから言ったのに」ってくすくす笑っちゃう。

タバコを吸うためにベランダに出てたから「ほら、先に部屋戻ってな」って萩原が香澄ちゃんの背中を押すんだけど「やだ」ってまたしがみついてくるから「やだかぁ」って笑いながらタバコをもう一口吸う。

「もういっかい」って背伸びして唇を突き出す香澄ちゃんに「苦いんでしょ?」って言えば「研二くんとのちゅーの味だからいいの」ってムッとした顔をするから可愛すぎて一瞬目を見開いちゃう。「ふうん…俺とのちゅーの味、ねぇ…?」って意味ありげに呟いた萩原がもう一口タバコを吸ってから火を消して灰皿に吸殻を捨てる。

親指で香澄ちゃんの唇をするする撫でるばかりで全然キスしてくれない萩原に香澄ちゃんが「なんで、ちゅーしてくれないの」ってぐすぐすしながら背伸びをするから、萩原がちょっと体を屈めると首に腕を回してはぷ、って萩原の下唇を食んでくる。

「ちゅーするの」って泣きそうな顔をする香澄ちゃんの後頭部に手を回して唇を覆う様に口付ければ「んっぅ、う…んぅ、ふ、ぁ…」ってたちまち目をとろんとさせてる。

「ははっ、かぁわいい。俺とのちゅーの味、好きなの?」って聞けば「すき、すきっ…もっと、ほしぃ…」って香澄ちゃんが自分から口を開けて強請ってくる。

ちょっと強引に香澄ちゃんの顔を上に向かせて覆い被さるようにして舌を捻じ込めば、呼吸が苦しくなった香澄ちゃんが膝を震わせる。がくっと崩れた体を片手で軽々支えて「もっとする?やめる?」って萩原が意地悪な顔で聞けば「や、だぁ…やめちゃやだぁ、」ってまたぐすぐすしちゃうから可愛くて仕方ないね。
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