急な呼び出しで深夜に着替える降谷を見てドキドキが止まらない香澄ちゃん、布団で口元を隠しながらじいっと見てたら「見すぎ」って笑った降谷がネクタイをきゅっと締めてから香澄ちゃんの所に戻ってきて、ベッドに片足を乗せて「悪い。ちょっと出てくる」って額にちゅっとキスを落としてくる。
困った顔をする降谷に「……ちょっと?」って聞いたら「うーん、もしかしたら長いかも」って肩を竦めるから「そうやって期待させるようなことばっかり言う人やだ」ってぷいっとそっぽを向けば楽しそうに笑う声が聞こえてくる。
「ごめんごめん。すぐ帰ってきたいって思ったらつい。許してくれ」って頭をぽんぽんって撫でられるから「ちゅーしてくれたら許してあげる」って布団から口元を出してキスを強請れば「いくらでも」って笑った降谷がキスをしてくれる。
少し長めの触れるだけのキスに満足できなかった香澄ちゃんが離れ際に降谷の唇をぺろっと舐めれば、目を見開いた降谷が「君なぁ…」って呆れたように笑うから「んべ、」って香澄ちゃんが舌を出す。
「お預けされたのは零くんだけじゃないんだからね」って不満そうな顔をする香澄ちゃんにもう一度、今度は舌を絡める深いキスをして「悪い。帰ってきたら続き、するから」って降谷が名残惜しそうに離れていく。
「いいよ、待っててあげる」ってくすくす笑った香澄ちゃんが「いってらっしゃい、零くん。気をつけてね」ってとろんと微笑むから「うん、いってきます」って降谷も柔らかく眦を下げて微笑む。
続きなんてどうでも良くて降谷が無事に帰ってきてくれればそれで良い香澄ちゃんと、申し訳ないと思いながらも去り際のオネダリにグッときちゃってる降谷の話。