ほんとに嫌ならちゃんと抵抗しな

髪を切りに行っても絶対に襟足は長いままの萩原に「かっこいいから全然いいんだけど、切らないの?」って聞いたらきょとんとしてから「だって香澄ちゃん、ここ掴むの好きでしょ」って笑って「気持ちよくなると、いつもぎゅってしがみついてくるじゃん」ってキスしてくるから顔が熱い。

「ん、な…っ、そ、そんなことしてない…!」って真っ赤な顔で後ずさるけど「あれ、無意識だったの?」って楽しそうに笑った萩原が腰を抱いてくるから逃げられない。「試してみる?」って頬を撫でてニヤリと口角を上げた萩原に「た、ためさない…」ってふいっとそっぽを向けば首筋にちゅっとキスが振ってくる。

「ほんとに?しないの?」って言いながら首筋にキスをしたり、舌を這わせたり、甘噛みしたりしてちょっかいをかけてくる萩原に「〜〜ッ、しない、からぁ…!」って言うんだけど本気で嫌がってるわけじゃないから抵抗する力は弱弱しい。

「ほんとに嫌ならちゃんと抵抗しな」って笑った萩原に真正面からジッと見つめられて「嫌?」って聞かれるから、ごくりと唾を飲んで小さく首を横に振る。「や、じゃ、ない…」って震える声で呟けば「はは、かぁわいい」ってとろりと甘く微笑んだ萩原が唇に噛みつく。

どんどん深くなっていくキスに足が震えて縋るように萩原の首に手を回してくしゃりと襟足を握り締めた香澄ちゃんがびくりと肩を揺らす。「ね?気持ちよくなると、しがみついてるでしょ」って楽しそうに笑った萩原に文句を言う間も無く、また唇を塞がれて上も下も分からなくなるくらい愛されることになるし、何度も萩原の襟足をくしゃっと握り締めちゃう香澄ちゃんがいるよね。
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