「えっ、松田さんたちと同期なの?」ってきょとりと目を瞬かせた香澄ちゃんを後ろから抱き締めながらソファに腰かけて「そ。俺と、松田と伊達と、あと香澄ちゃんが会ったこと無い奴がもう2人」って萩原がくすくす笑って首筋にキスを落とす。
「じゃあやっぱり私と研二くんは巡り合う運命だったのかも」ってくすくす笑いながらマグカップを両手で握り締める香澄ちゃんに「は〜〜またそういう可愛いこと言う。食べるよ」って萩原が首筋にかぷ、と歯を立てれば「やだ」って香澄ちゃんが唇を尖らせる。
「やなの?」って萩原が笑いながら聞けば「明日早いからだめ」って香澄ちゃんが首だけで振り返って萩原の口にちゅってキスをするから「んんん…すき…」って呟いた萩原が香澄ちゃんの肩口に額をぐりぐり押し付ける。
「私も好き〜」って楽しそうに笑った香澄ちゃんがマグカップを傾ければ「俺にもちょうだい」って萩原が香澄ちゃんの手からマグカップを攫っていく。「あとちょっとしか無いから全部飲んでいいよ」って香澄ちゃんが笑えば「ん、ありがと」って笑った萩原が香澄ちゃんの頬にちゅっとキスをする。
マグカップの中身を全部飲み切った萩原が「まだ飲む?」って聞けば「ん〜もうちょっと飲みたい」って香澄ちゃんが言うから「んじゃ俺と一緒に飲も」って笑った萩原が立ち上がる。
香澄ちゃんの背中に張り付いたまま二人でキッチンに行ってお湯を沸かして、飲み物を入れて。明日の朝ご飯はどうしようか、明日は何時頃に帰れるか。そんな他愛のない話をしては、二人でくすくす笑い合う。
「あ〜〜俺ほんっとに幸せ」ってゆるゆる頬を緩めて笑った萩原に「あはは、研二くんほっぺゆるゆる」って香澄ちゃんが嬉しそうに笑って両手で萩原の頬を包む。
「当たり前じゃん。だって香澄ちゃんがここにいるんだよ?」って目を細めて笑った萩原に「私がいるだけで幸せなの?」って香澄ちゃんが聞けば「うん。幸せすぎて死んじゃいそう」ってキスが降ってくる。
そんな萩原の言葉にムッと不満そうな顔で唇を尖らせた香澄ちゃんが「また、私のこと置いていくの」って萩原の頬を指先で抓る。「私より先に死ぬなんて、絶対許さないから」って泣きそうな顔をする香澄ちゃんをぎゅううっと抱き締めて「絶対香澄ちゃんより後に死ぬ…って言いたいんだけどなぁ〜…!」って萩原が唸る。
「俺、香澄ちゃんを看取るとか耐えられる気しない」って萩原が肩口に額を押し付けてくるから「私だって、もう研二くんに置いて行かれるのはやだ」って香澄ちゃんが萩原の肩口に頭突きをする。
お互いにやだやだって駄々を捏ねてぎゅうぎゅう抱き締め合っていれば、香澄ちゃんが「あっ」って声を上げるから「なぁに」って萩原が顔を上げる。「…じゃあ、死ぬ時は、一緒に死のう?」って香澄ちゃんが萩原の服の裾を掴んで恐る恐る言うから萩原の表情が緩んで瞳の奥がどろりと濁る。
「死ぬ時、俺と一緒でいいの?」って香澄ちゃんの頬を両手で包み込んで額を重ねれば「…研二くんと一緒じゃなきゃ、やだ」って香澄ちゃんが言うから「俺のこと、どうしたいの?香澄ちゃん、」って唇を重ねる。
呼吸を奪う様にゆっくり、深く口付けて、赤みを増した香澄ちゃんの頬を指先でそっと撫でる。「死ぬ時は、一緒に死のうね」って甘く微笑んだ萩原に香澄ちゃんも嬉しそうに頬を緩ませて笑った。