tori


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「え、ちょ、炎国の皇子様、ねっとりベロチューとか、ヤッバー!!!黒野くん一時間も玩具にされたとか、それで処女とか、どんだけよぉ!!!見たかった!!近くで見たかったよ!!何でワシこんな所にいたんだっ!!悔しくて堪らねぇ!!!つか、黒野くん、これからはワシが守るから、ずっと側にいよう!!それで、スイレンを始め、これから出会うイケメン×平凡をワシに見せてくれー!!!」

ガシっと両手を掴まれ、強い力で握り締められる。
ギチギチっと音が鳴る程の力に、竜也の顔が恐怖と痛みで歪んだ。

(ちょ…、白川…?え、あの…痛いんてすけど…)

あの美少女だった姫乃の本来の姿にドン引きな竜也。
ここに来るまでに人格が入れ替わったのか、それとも落ちた時のはずみでどこかに頭を強く打っておかしくなってしまったのか。
そんな事をグルグル考えていれば、姫乃が竜也の名前を呼ぶ。

「あのね、ナイト集め協力してあげる!!岸部さんはワシが掘るからあげられないけど、まずはスイレンからベロチューして乳をまさぐられながら、黒野くんが神子だって証拠、みつけよう!!」

もう目が血走り、ノーとは言えない状況に、竜也は持ち前の流され主義が発揮されたのだった。

(ベロチューして、乳…?)

そのワードセンスに、嫌な予感しかしない。

「そそ、だってナイトとわかるには黒野くんの話だとベロチューして乳を弄られて気持ち良くならないとわからないんでしょ?今からレッツゴー!!!」

起き上がりの竜也の手を掴み上げ、ベッドから起き上がらせる。
その際に竜也の来ている洋服の全体が露わになった。

(………チャイニーズだと…?)

姫乃の低い声。

(…え?…は?………はぁあぁぁぁ!!?)

竜也の驚きの声。

「ロング丈のガッツリ太ももスリットの入ったチャイニーズ!!おい、誰だよ、これを選んだ奴は!!!最高な眺めじゃねぇかー!!!」

そう何を隠そう、風呂でびしょ濡れになった竜也の着物を脱がせ、チャイニーズ服に着替えさせたのは紛れもなく覚だったのである。

(何だよ、これぇぇぇ!!!)

自分の太ももに入ったスリットの深さと、真っ赤な生地に上質な糸で刺繍されたチャイニーズ服に、あり得ないと叫んだのだった。


あのしおらしかったヒロインはいずこへ?ちょっとだけシリアスシーン書いて、あとはもうふざけ倒そうかと思う。姫乃ってあんな性格だったっけと竜也衝撃受けたろうな。見た目とのギャップ、そして意味不明。そして神子だと証明するのにキスだけで充分だが、キス&乳弄りをしなきゃいけないと植え付けさせる姫乃の腐女子っぷりに信じきってる竜也。これからも良いように騙されて色々美形×平凡をやらされるんだろうな、と。ずっと竜也にチャイナ服を着せたかったから、念願叶ったり(笑)


2024.10.02

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