23※R15
※R15、ホラー要素、流血シーン、性的表現、媚薬的な媚香効果により、主人公が快楽に忠実になってます。苦手な方はスルーして下さい。
「神子…」
呼ばれたかと思えば再び唇を塞がれる。
貪り食うようなそれに、竜也の呼吸が追いつかない。
乳首を指で摘まれ、擦られ、気持ち良くて堪らなかった。
もうじんじんと痺れる快感の虜となり、竜也の性器が再び熱を持ち始める。
相変わらずジゼルから香る媚薬効果のあるお香にくらくらとし、夢の中にいるような感覚はと陥っていく。
「んっ…ふぁ…、んっ…」
竜也は腰を厭らしく揺らしながら、乳首への刺激に甘い声が抑えきれなくなり、キスの合間に何度も喘いでしまった。
何度も弄られるうちに、ここだけで気持ち良くなるようになってしまったのだ。
「…ひっ、ぁっ…んっ、ジゼ…さっ…ぁ…」
こりこりと激しく指を動かされる度に、唇から涎が溢れる。
胸の突起をかりかり爪で引っかかれ、摘まれる気持ち良さに下半身がじくじくと疼く。
竜也の萎えていた性器を再び扱き始めれば、背中を弓なりにして悦んだ。
「ぁっ、あぁあぁーっ!?ひゃ、んっ…、だめっ…、やぁっあああーーー!!」
「神子…、気持ち良い?」
低くて良い声で囁かれれば、竜也の胸がきゅんと音を立てて高鳴った。
こくこくと真っ赤な顔で頷けば、ジゼルが満足そうに微笑む。
「あー…、可愛い…。誰にも見せたくねぇ…、すぐにでも犯してぇな…」
ギラギラとした欲情を隠しもしないジゼルの瞳がゆっくりと細まる。
ぺろりと自らの唇を舐め、互いの交じりあった唾液を舐め取った。
竜也のどんな表情でも煽られる。
ずっと探し求めていた神聖なる神子が、己の腕の中で溺れる姿は何ものにも変えられない愛しさでいっぱいとなった。
ジゼルが竜也の口角から溢れ出す唾液を美味しそう舐めて、飲み込んでいく。
それを竜也は甘えるようにぎゅっとジゼルを抱きしめ、乳首への刺激でふるふると小刻みに震える。
それが愛されてると更に勘違いさせるなど思いもせずに。
「っ…はっ…、神子。……好きだ…。一生大切にする…。今すぐにでも祝言をあげような?」
目元を赤らめ、キスの合間に何度も告白をする。
こんな乱れた姿を見せられ、更には甘えるように縋られたら、タガなど簡単に外れてしまう。
床に寝転がる竜也を抱き上げ、寝台へと再び押し倒す。
かろうじて帯ひとつで着物がはだけるのを抑えてはいるが、上から見る景色は絶景だった。
赤く蒸気する頬、潤んだ瞳、半開きの唇は互いの唾液によりてらてらと光り輝き、未だに弄っている乳首はぷっくりと主張し、ピンク色をしているではないか。
細くしなやかな体と、透き通るようにきめ細やかな肌は汗ばみ、色気をよりいっそう深く放っていく。
下着の横からは竜也の性器がぴんと天を仰ぐようにはみ出し、勃起している。
精液でぬるぬると光り輝く様は異常な程に美しく、桃色で綺麗な色をした鈴口からは先走りの液が流れ、それさえも美味しそうに感じるのだから困ったものだ。
ジゼルはそのどれもに目を奪われるのだった。
そんな至福の時間を邪魔する者がいるなど、誰が想像出来ただろうか。
竜也の体を堪能出来る、そう信じてやまなかったのに悲劇は訪れる。
突然竜也の体が銀色に光り、烈火の炎の如く赤色をした何かが大量にその身に巻き付く。
「……は?」
ジゼルが驚愕しているうちに、シュルシュルと音を立てて赤いそれは竜也を埋め尽くしていった。
糸にしては細くとても柔らかそうなに見え、きらきらと照明の輝きにより少しずつ色を変えていく。
ジゼルは何が起きたのかわからず、慌てて赤色の糸のような物に触れた。
「っ!!?」
その瞬間、痺れる程に熱い痛みが指先に走る。
見た目と違って、糸のようなものはとても固く鋭かった。
咄嗟に手を離し、痛む箇所に視線を向ける。
するとまるで刃物で切りつけられたかのように指先の肉がぱっくりと割れ、そこからボタボタと溢れ出す真っ赤な血にジゼルの思考回路は停止したのだった。
「…な、んだ…!?」
ずくずくと指先から体に広がる痛み。
ジゼルの体がガタガタと震え始めた。
それは恐怖からではない。
傷口から血液を通じて何かがジゼルの中に侵食していくような感覚である。
目の前が霞んでゆき、視界が段々狭くなっていく。
そして激しい痺れと共に心臓を握り潰されるような痛みにうめき声をあげた。
心臓が不自然な程に早鐘を打つ。
「くっ…!!」
噛み締めた唇が自らの歯により傷つき、そこから口の中に鉄の味が広がる。
吐き気のような激しい嘔吐感が襲ってきたかと思えば、胃から逆流する何か。
「ぐはっ…!?」
ジゼルは口から大量の吐血をし、後方へと倒れ込む。
尺八の音がどこからか聴こえ、薄れゆく意識の中でジゼルは見た。
ぞっとする程に血の通わない白い手から伸びる鋭く長い爪。
赤色をした糸のような物と共に、何本もの手がゆっくりと竜也に絡みついたのだった。
「っ…み、こ…」
そこでジゼルの視界は暗転し、激しい痛みと共に意識を失うのだった。
第1話で姫乃の体に巻き付いた手と同じ手です。姫乃には見えなかったけど、竜也には見えたやつが再び現れた感じです。ようやく物語が動き始めたと思って下さい(笑)ここまで長かった!やっとだよ、やっと進んだよ!自分で書いといてあれだけど、おっそ!!
2025.07.04
- 53 -
*前次#
ページ: