クズはクズ※R15
※R15、性的表現あるので、苦手な方はスルーして下さい。
とある部屋にある一室。
ベッドの軋む音と共に甲高い男のものと思われる喘ぎ声。
2人の激しい息遣い。
そして互いの肌が触れ合った事による肉同士がぶつかる厭らしい音が室内に響き渡った。
獣のように交わる2つの影。
小柄な青年が大柄な青年、明瀬一葉に背後から突かれ、歓びに浸っていた。
ピンク色のハンサムショートにぱっちり二重の垂れ目、その右下にほくろがひとつと甘いマスクの優男イケメン。
彼が相手に困る事はないのだ。
肉同士のぶつかる音は激しく、一葉の性器が小柄の青年の肉襞をぐっぷりと犯す。
ベッドの周りには使い古されたコンドームが縛られないまま散乱しており、中からは精液が零れ出てしまっていた。
各自振り分けられた居室のドアを閉めずに行われた行為により、共同のリビングにまで独特の匂いが充満してしまう。
当事者である2人は悦に酔い、動物のように行為に明け暮れる。
だから気づいていなかった。
「はぁ、気持ち良い〜。ゴム無くなっちゃったけど、ナマでも良いよねぇ〜?別に妊婦する訳じゃないんだし〜」
間延びした話し方をし、新品のコンドームを全て使ってしまったらしく、変わりがない。
それをさも当然とばかりに口にするクズぶりはいかがなものだろう。
「ちょっと止めてよ!ナマなんて、彼氏にもしてあげた事ないんだからね!バレたらアンタ殺されるよ」
小柄の青年はどうやら彼氏持ちらしく、一葉はうーんと考える素振りを見せる。
だから穴がガバガバだったのかと納得する。
相当彼氏ともヤりまくってるんだろうな。
それなのに自分にも手を出すって、ビッチ確実である。
まだまだ自分の息子は元気で、満足してくれそうにない。
けど、一葉のルールでは恋人持ちには手を出さない。
それは大切な事だった。
「え〜?それが何の関係あるの〜?俺に関係なくな〜い?それに言い寄って来たのも体に乗って来たのもそっちだし、何で俺が殺されるのぉ?意味わかんなぁ〜い」
確かに小柄青年にも非はあるものの、先程までそんな人間に欲情し、獣のようにサカり、何時間にも渡りノリノリでセックスしていた男の台詞とは思えなかった。
ちょっとした遊びだし、浮気なんだけど、一葉の発言により、先程まで盛り上がっていた青年がドン引きした顔で呆れる。
「っ…本当馬鹿!!噂通りのクズっぷりだね!!遊び相手にナマなんかする訳ないでしょ!?わからない!?僕を舐め回すように誘惑したの、そっちじゃん!性病にだってなるし、ゴムだってあんなにあったのに早漏なアンタのせいだからね!腰ばっか振って、まるでオナニーと一緒じゃん!こんな最低な男と寝るんじゃなかった!!」
小柄の青年の言う言葉も一理あり。
一葉は相手を気持ち良くさせるセックスではなく、自分だけが気持ち良くなるセックスをしていたのだ。
まるでひとり自慰。
全く気持ち良くなかったかと言われればそうではないが、受ける側からしたらオナホにでもされたかのような屈辱はあった。
2025.03.21
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