焦燥※R15、和空×色生
※R15、性的表現あるので、苦手な方はスルーして下さい。和空×色生。
「色が大切にしてる環だから、体を確認しただけや!そうじゃなきゃ、見向きもせんわ!少し触ったら反応しよるから、どこまでされたんか聞いてただけなんや!!下心なん、あらへん!その証拠に勃起しとらんやないか!!」
そう叫び、色生の尻に和空は自らの股間を押し付けた。
「っ…!?」
ふにっと柔らかい感触がし、それが嘘でない事に気づく。
いつも色生に触れるだけでバキバキに勃起する和空が全く反応してないのだ。
「何で…?」
今抱き締められているがそう言う事ではなく、あんな風にちちくり合っていると必ず勃起して、すぐに抱こうとするのだ。
和空は性欲の強い、ただの盛りのついた犬とばかり思っていて、たまたま今は自分が恋人だから体を求めてるだけで、本来ならば誰にでも反応するもんだと色生は考えていた。
こんなにモテるし、男女問わず人気な男が自分ひとりで満足出来る訳がなかったのだろう。
色生が相手しない時はもしかして他で発散してるのかもと思う程にしつこく、絶倫なのだ。
何度抵抗しようとも朝まで泣かされる事が続き、それでもいつも物足りなさそうにしている姿にぞっとしていた。
こんな性欲オバケとずっと付き合っていては、自分の体が保たない。
だから、環に手を出したのだろう。
やはり知らない所で、性欲を発散していたに違いない。
そう考えたら、今までの紡がれる愛も温もりも全てが嘘に思えてしまったのだ。
「俺が色生以外抱きたい思う筈ないやろ。あんたしか見えねぇ…あんた以外に勃起なん、する訳ないんや!余所見なんさせてくれへんやんか…いつも惚れとるのは俺だけで…。追いかけ続けんと、誰に横から掻っ攫われるかわかったもんやない!!惚れてもうたんや。愛してんねん…!そんな言葉じゃ、足りひん!」
和空の股間が段々と硬くなっていく。
色生の温もりと匂いを嗅ぎ、我慢出来なくなってきたのだ。
「っ!?」
色生は驚き、離れようとするも時既に遅し。
「好きや」
切ない程の愛おしさの込もった声が耳に響いた。
ふわりと香る和空の匂い。
胸が焦がれる程に熱く、高鳴る。
こんな時でも好きだと再認識させられ、和空によって抱き締められ、愛を囁かれる事に喜びを感じてしまう。
嬉しくて堪らないのだ。
色生がぎゅっと目を瞑った。
「やめっ…」
拒絶の声をあげようとすれば、背後から顎を掴まれ、横向きにされる。
気づいた頃には和空により、唇が塞がれていたのだった。
「んっ…」
始めから貪るような口付けに、色生がぎょっとする。
「んん!!!」
抵抗しようものなら、力づくで抱き締められてしまう。
向きを変えられ、向かい合うように抱き締められた。
後頭部に和空の手が伸び、逃げられないよう固定される。
抵抗させない為にもう片方の手が腰を強く掴んだ。
逃げられないよう舌を吸われ、絡ませられ、何度も角度を変えて口付けられた。
甘い唇に翻弄させられる。
無理矢理なのに、喜んでいる自分がいた。
「初めてや…色が感情むき出しで、嫉妬してくれるん…」
荒い呼吸を繰り返し、和空が掠れた声で呟く。
「ぁ…」
和空の手がゆっくりと色生の胸元へと動く。
「ちゃんと説明するから…頼むから、全部聞いてや?」
甘く囁かれ、洋服の上から胸の突起を摘まれれば色生から色っぽい声が洩れる。
「やっ…ぁっ…」
和空の腰に響く程の色生がもたらす甘い声。
乳首に触れるだけで色生がとろとろになるのがわかる。
そうやって育てたのは紛れもなく和空だ。
「っ…堪らんわ…」
「んっ…っ…」
くにっと洋服越しに乳首を擦れば、色生の体がぴくぴくと震える。
色生の色気と表情に、和空の背筋がぞくりと痺れる。
この人を支配出来る喜びと、触れたくて仕方ない欲望が重なり合う。
自分の指先ひとつでとろとろになってしまう色生が愛しくて堪らないのだ。
「んっ…はっ…」
指の腹で何度も擦れば、色生が甘えるように体重をかけてくる。
それが嬉しくて、和空の指の動きが速くなっていく。
「あっ…んっ…」
こりこりと硬く主張する乳首。
和空が興奮して、唾液をごくりと飲み込んだ。
抑えきれない恋情が欲望へと変わっていく。
「っ…色、可愛ぇ…!」
蕩けた顔の色生を凝視。
この美しい男が自分のものであるなんて、未だに信じられなかった。
やっと振り向いてもらえたのに、余所見なんてする筈がない。
こうして触れたいのも色生だけ。
他の人間などいらない。
こんなに愛してるのに、鈍い恋人は気づいてくれないのだ。
「他なんか…いらん。色だけや。愛しとる…誓ってもええ…。好きや、ホンマ好き過ぎて閉じ込めたくなるわ…」
指先で胸の輪郭をなぞる。
それだけで色生は背を仰け反らし、甘い吐息を洩らした。
「っ…和空」
堪らず色生が和空の頭を抱き締める。
「聞いてやるから、俺が納得いく説明しろよ…」
そう言って、和空の髪にキスを落としたのだった。
2人は恋人同士。
互いに惚れた腫れたなのである。
2025.03.17
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