tori


8※R15


※大人×未成年のキスシーン、性的描写あり。苦手な方はスルーして下さい。


「やっぱ、やめとくか?まだお子ちゃまには早かったかもしんねぇなー?」

その一言で、新の心に火を点けた。
ぐっと悔しそうに唇を噛み、ふるるると頭を左右に振る。

「子供扱いするなぁぁ…!もっと大人のちゅーするぅぅ…」

怖いだろうに、びくびく震えながら己梛の洋服をぎゅっと掴んだ。

「後悔すんなよ?もう待てねぇからな…」

そう言って、新の顔にキスの嵐をしていく。
しっとりとした唇の感触に自然と力が抜ける。

「早、くぅ…」

恥ずかしさのあまりの言葉だったのに、まるでその先をねだるように言ってしまった。

「っ…、煽るんじゃねぇ...。余裕なくなるだろうが…」

己梛の目から余裕がなくなる。
好きな子に求められて、理性など保てる訳がない。
しかもずっと子供だからとお預け喰らってた相手が、可愛く求めるのだから、崩壊するには時間はかからなかった。

「仰せのままに」

そう言って己梛はぐっと嵐の腰を自身の体に密着させるように引き寄せた。
するふわりと体が浮いたかと思えば、逞しい膝の上に乗っかる形となる。
しかも対面し、新の両脚が開き跨がるように。

「やっとだ…。やっと…シンが手に入った…」

その言葉に新の胸がどくんと高鳴る。
嬉しい、そんな風に思っててくれてたなんて。
その思いでいっぱいになると同時に、己梛から溢れ出る色気に心臓がばくばくと物凄い速さで動き出す。
じっと見つめられ、その瞳の奥に欲の塊が見えた。
本能的に喰われる、そう感じた瞬間、唇を既に塞がれていたのだ。

「っ…」

新は先程までと違う雰囲気と共に、触れるだけのキスとは違って強く重なるそれに意識が集中する。
ペロリと新の唇を舐めたかと思えば、閉じた隙間をこじ開けるように熱い舌が動き出す。
何度も意思を持つようにつつかれ、背中がぞくぞくと戦慄く。

「ふ…っん」

頭が真っ白になり、己梛の舌の動きがあまりにも卑猥で、恥ずかしいのに拒絶出来ない。
あっという間に唇をこじ開けられ、ぬるりとした肉厚の舌が咥内に入ってきた。
びくんと体をびくつかせれば、己梛の腕がより強く力が入る。
逃げるなと言わんばかりに。

「んっ……っ、ふ…っ…」

くちゅくちゅと咥内を動き回る舌。
ぬるついていて気持ちが良い。
まるで意思を持ってるかのような動きに、新の下半身がむずむずしてきた。
唾液同士が絡まり、新の舌を愛撫するような動きはあまりにも刺激が強い。
誰だ、先程のキスを大人のキスだと言ったのは。
そうか、自分か。
まるで違う。
さっきのなんてほんの戯れ。

「ん…、んっ…、はぁ……ぁっ……んっ」

まるで自分から出る声が信じられないくらいに甘い。
そしてハートマークがついてるんじゃないかと思う程に、厭らしく喘いでいるみたいに聞こえる。
水音と共に互いの息遣い、そして淫らな自分の声。
そのどれもが恥ずかしくて仕方なかった。

「は…っ、たまんねぇーな…」

唇を離した瞬間、己梛の体がぞくぞくと戦慄を打つ。
本日何度目だろうか。
どんどん新にハマっていく。
底無し沼だ。
新の唇の感触、舌の味、咥内の美味しさ、どれもに狂う程に煽られる。
新から洩れる甘い声。
まるでセックスしてるかのように喘ぐものだから、己梛の下半身が完全に勃起してしまった。
興奮したとは言え、相手は高校生。
ほんの少し戯れて、少し味見する程度だったのに、ここまで骨抜きにされるとは。
自分もまだまだなんだなと思うのだった。

「はぁ…はぁ……、んっ…、…み、にぃ……」

顔を真っ赤にし、腫れぼったく色づく赤い唇。
互いの唾液でてらてらと光り、グロスのようにみずみずしい厭らしさを放つ。

「っ…、あー、マジかー。シンさんよー、どこでそんな顔覚えて来たんだよ…」

ずくりと下半身が痛い程にスラックスを押し上げる。
早く抱きたい。
早くこの少年を喘がせて、セックス狂いにさせて、自分無しではいられなくさせたい。
弟なんかに獲られてたまるか。

「……?」

新はくたりとして、必死に息継ぎする。
初めての激しいキスに呼吸の仕方がわからなかったからだ。
休む間もなく、己梛の唇が降ってくる。

「んぅ…、んっ、ふっ…っ…、ん……んっ…」

貪るような口づけ。
もはや食べられてると言っても過言ではないだろう。
唾液同士が絡まり、舌が暴れる。
含み切れなかった互いのそれが新の口角から溢れ、顎へと伝っていく。
いつの間にか己梛によりベッドへ押し倒され、ブラザーのボタンを片手で外す。
そしてワイシャツの下から手を入れる。
ゴツゴツした調理人ならではの皮の厚い手の感触に新の体がびくりと震えた。
きめ細やかな若くて吸い付く肌の感触に、己梛の息が上がる。
その間もキスは止まない。

「っ!?」

ぷくりとした乳首に辿り着くと、きゅっと指先で摘まんだ。

「ひぁっ…!?」

びくんと大きく跳ね上がり、信じられないと驚愕の表情を浮かべる新。
ゆっくりと互いの唇が離れると銀の糸がぷつりと切れる。
それを雄の顔をした己梛が上から見下ろすのだった。


2026.08.21

- 92 -

*前次#


ページ: