12※R15
※R15、性的表現あるので、苦手な方はスルーして下さい。
誰にも見つからないように、平のこんな顔を見せたくない一心で、全ての神経を集中させて、細心の注意を払って自分達の部屋へ戻って来た。
もう待ちきれないとリビングにある大きなソファーに優しく平を降ろす。
「大和くん…すみません…」
ピクピクと震える平の上にまたがり、奪うように口づけた。
ふにっとした柔らかな感触に、大翔の胸が大きく飛び跳ねる。
心臓がバクバクと早鐘を打ち、余裕なく甘い唇を貪ったのだった。
「ぅんっ…んっ」
頬を真っ赤に染め、大翔の首に腕を回して、思いっきり抱きついた。
更には子供のように何度も擦りついてくるではないか。
何と可愛い仕草なのだろうか。
それが嬉しくて、大翔は舌を唇の間から滑り込ませた。
「ふぁっ…んっ」
すると平の瞳からポロリと一筋の雫が落ちる。
ゆっくりと唇を離せば、二人の間に銀色の糸がツーっとのびた。
「すみません…、僕は君に対して…」
平の涙を拒絶と捉えた大翔は、理性を総動員して、慌てて離れる。
「っ…かん、にんっ…、謝るん…あっ、俺の方、や…。こないな…事…あさましっ…」
ボロボロ涙を流し、必死で媚薬と戦っているが、もうどうしようもない熱に犯される。
「…っ、多分ですが…媚薬を飲まされてます…」
大翔はギリっと唇を噛み締めた。
「んっ…、……び…や、く…?」
朦朧とした頭で、何も考える事が出来ない。
その様子を見て、大翔は出来る限り冷静でいようとつとめた。
「嫌かもしれませんが…今から僕がする事で、少しでも体が楽になるので…。少し触れるだけなので安心して下さい」
酷く心配そうに見つめてくる優しい瞳。
ああ、そうだ、いつもこの同室者はどんな事からも守ってくれる。
人の為に動いてくれる人間だとわかっているからこそ、今回も平を助けようと考えてくれたんだろう。
「ん…、ええよっ…。はっ…、岸…俺の事…助けて…くれよ…してるんやろ…?堪忍、なぁ…」
はぁはぁと荒い息で、大翔の胸元のワイシャツを掴んだ。
そして、力なく自分の上に倒れるように誘導する。
「っ…、僕は…そんな出来た人間では…」
小さな声だった。
自己厭悪に苛まれ、綺麗な同室者に邪な気持ちを抱いている事への罪悪感。
「…頼む…で、岸が…この…熱、はぁ…引かせてぇ…やっ…」
大翔だから、お願い出来る。
きっと彼は自分を酷いようにしない。
「…っ、そんな風に言われたら、手加減出来そうにないじゃないですか」
苦しそうに微笑み、平の首筋に吸い付いた。
ちゅっちゅっとリップ音を鳴らせば、聴覚から耳がおかされる。
ビクリと平の背中が仰け反れば、ワイシャツの中にするりと手を忍び込ませた。
「あっ…!?」
くにゅっと両方の指で乳首を摘めば、平から甘い声が洩れる。
「やっ…あっ…」
クリクリと指で刺激してやれば、目に涙を溜めてビクビクと体を震わせる。
ジンジンと下半身に来る熱が平の頭を真っ白にした。
「大和くん、可愛いです…」
大翔ははぁっと恍惚な表情で平を見下ろしたのだった。
2024.09.30
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