tori


19※R15


※R15、性的表現あるので、苦手な方はスルーして下さい。


身動きとれない柳は、玄心によって無理矢理されているような感覚に陥り、心臓をバクバクと高鳴らせるのだった。
ゴツゴツした腕に抱きしめられ、逃げ場を失った体が恐怖からではなく、これから起こる快楽に期待しているではないか。
浴室に響く2人の息遣い、それすら耳を刺激するのだった。
玄心が視線を下に逸らせば、柳のスラックスがテントをはっているのがよく見える。

「っ…こちらは?こちらは…どうですか?」

玄心が柳の膨らんだものに手を伸ばした。

「ひゃう…っ!?」

まさか触れられなんて思ってもなく、全身に電流が走ったかのように体が飛び跳ねる。

「…ここは触られたしたか?」

玄心の手がゆっくりと動き、ジッパーを下げる。

ジジジとチャックの開く音がする、それだで柳はこれからされる事への期待で胸を膨らませまのだった。

「ぁ…!」

柳はその視覚的なものに目眩を起こした。
玄心の綺麗でいて、男らしい指がゆっくりとボクサーパンツの入口に入っていく。
勃ち上がった竿に触れれば、今日一番の刺激が柳を襲う。

「あぁぁぁっ!」

他人に触られる刺激と言うのは、とんでもなく強いものだった。
しばらくそういったものはご無沙汰だった為、面白いくらいに体が跳ねる。

「あっ、あぁっ、あっ…んっ…」

竿を軽く握られ、ゆっくりと上下に動かされれば、頭が弾けたような快楽にのまれる。
パンツの中から、にちゃにちゃと粘質音が聞こえてくる。

「ひ、ぃぁっ、あっ、ぅんあ…、あっ」

(気持ちいい!あ、駄目だこれ、こんなの頭おかしくなるっ!)

自分の口から洩れる甘い声。
まるで女のようなそれに、どこか他人事のように思っていた。
頭にもやがかかったみたいに、朦朧としてくる。

「小鳥遊くん…気持ち良いですか?」

玄心によりそっと囁かれ、耳たぶに口付けされる。
あまりの声の良さに、腰が痺れた。

「っあぁ…、気持ち…いっ…はぁ、んっ…」

素直に答える姿が愛らしい。
玄心は何度も耳元で名前を呼ぶ。
気持ち良い、とてもじゃないがこんなの抗えない。
そして、耳が犯される。
この男の声は美し過ぎて、低くて、妖艶な響きをまとっていて、腰にくるのだ。
そう思った瞬間、大きな手が離れて行く。

「…ぁ…?」

刺激が止み、虚ろな目で玄心を見上げる。
すると紳士的な笑みを浮かべ、柳の唇にそっと口付けをした。

「んっ…」

ちゅっ、ちゅっと何度も触れては離れ、啄むように繰り返される。
柳は朦朧とする意識の中で、その口付けを必死に受け止めた。

「っ…、可愛い…」

玄心の頬が赤みを帯び、向かい合うようにして抱きしめた。
柳が玄心に跨るように座り、肩に手を置く。

「っん…、キスは、されました?」

柳は玄心の胸元のシャツをぎゅっと掴み、こくりと頷く。
目の前の体をぐっと引き寄せ、覆い被さるように玄心の口付けが激しくなったのだった。


2024.07.16

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