特別な一面
金色の髪を靡かせる後ろ姿を見つめる。
訓練指導中や仕事の時間は、凛々しく孤高のような存在感を漂わせている。
険しい表情で指導する横顔を眺める。
蒼眼はこちらを見ることなく、隊員達を忙しく見渡している。
ガキンッ!ドゴッ!バコッ!
実践訓練になると剣を振るだけでなく、蹴りでも牽制する戦いに隊員さんでは歯が立たない。
次々に負ける隊員さん達を呆れた顔で、見捨てて行った。
訓練に飽きてしまった様子のタイウィンさまを、怪我をした隊員さんの治癒をしてから追いかけた。
中庭のベンチに足を組んで座っていた。
隣に腰かければ、ちらりと見られる。
顔を見ていると、腰に腕をまわされた。
抱き寄せられて、おでこにキスをされる。
「お前の相手をしている方が、飽きないな。」
「…?」
「お前はいつでも俺を癒すし、飽きさせない。可愛い反応はいつまでも愛でていられる…」
「うぅ………な、何で恥ずかしいことをスラスラと…」
「…?事実を述べるだけなのに、何故恥ずかしい?聞く方は照れるかもしれないがな。」
「タ、タウはカッコイイし、強いし、優しいし…一緒にいると凄く落ち着くよ…」
「ふっ、そうか。一緒にいて落ち着くのは、当たり前だがな。」
髪をさらさらと触りながら、微笑まれる。
何をしてもカッコイイなんて、ずるい。
惚れた弱みっていうのもあるかもしれないけど、やっぱり、やっぱり…
全部含めて、タウの事が大好き…!
(あぁ…この、俺のことが大好き!って顔が堪らなく可愛いな。)
(ほらほら、もっと俺に惚れろ♡)
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