こっそり…
夜の鍛錬も終わって、疲れきった身で今日の出来事も書き留める。
日記に毎日、今日のミコの可愛かった所や、想いをこうして書くのは楽しい。
明日もどんな事が書けるのか楽しみだ。
でも、ミコに見られるのは恥ずかしい。
入室禁止だと言いつけているから、まぁ大丈夫だろうが…
そろそろこの日記も何冊まで溜まっただろうか?
最初は確か…ここに来て、生活が変わって…
それで日記を書こうと思ったはずだが…
書くことが思い浮かばなくて、試しにミコの事を書き始めたら止まらなくなった。
それから、何日経っただろう?
今日の意地悪をして少し泣いてしまったミコの様子を書いて、ベッドに寝転んだ。
あぁ、あの表情も可愛かったな…
また見れるだろうか…
また、見せてもらえないだろうか…♡
「へ?お掃除、ですか?」
「えぇ、私共がしても良いのですが…入室禁止と言われている以上、戻ってこられた時が困りますから…」
(私も入っちゃダメ…って言われてるけど…まぁお掃除するだけだもんね。)
「分かりました…何をすればいいですか?」
「これで窓拭きと…床拭きはこれで。それから物拭きはこれで。」
「はいっ、終わったら洗って干しておけばいいですか?」
「えぇ、場所は分かりますか?」
雑巾干しの場所だけ教えてもらって、初めてタウの部屋に入る。
間取りは一緒だけど、ベッドと学習机と剣の手入れをする道具…
見慣れない物が少しある程度。
普段から自分で掃除しているのか、あまり汚れていない。
窓を拭くだけで大丈夫そうだけど…
まぁ、改めて綺麗にしておこうかな…日頃の感謝も込めて。
水拭きをして、乾拭きをして…ピカピカに磨きあげる。
床を拭こうと思った時、ふと机の上にあるノートが目に入った。
これは何だろう…?
勝手に人の物を見るのは、悪い事だと分かっていながらも、気になってしまう。
よく見れば、ノートが箱の中にもたくさん入っていた。
もしかして…日記…かな?
日付は今から一か月前位。
少しだけなら見ても…大丈夫…だよね?
バレなきゃ…大丈夫、だよね…!
そっと表紙を捲って、一日目を読む。
──今日から、少し暑くなってきた。
日の暑さに負けないように、慣れながらも影に入りながらしないと。
ミコも部屋の中だからと言って、暑さに油断はしていないだろうか?
たまに外に出た拍子に倒れないように気をつけてほしいものだ。
──シュネル様は、本当に気遣いが細かい方だ。
例え川遊びしたかっただけだとしても、私にとってもいい気分転換になった。
それに水に濡れるミコも少し色っぽく見えて. . ..
たまには遊ぶのも良い。
4/7
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