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和尚と三人は庄左ヱ門のもとで輪を囲んだ。辺りは夕暮れになろうとしていた。
辺りが薄暗くなってくる中、和尚と乱太郎と団蔵、庄左ヱ門、さくらは輪を囲み座り作戦会議を始めた。
「この辺りで勢力を挙げているのはササタケ城だ。その反対側にオウギタケ城がある。オウギタケ城寄りに僕の住んでいる町があって、オウギタケ・ササタケに挟まれた位置に仁地寺がある」
「この辺りを一番うろついているのはササタケ忍者なんだ。これを見て」
持っていた地図を広げた乱太郎。それをみんなで凝視した。庄左ヱ門はそのササタケ城のある位置をを指さす。
「もし、ササタケとオウギタケが戦を行った場合、戦の場は限られてくる。だとするとこの道はほぼ戦の通り道になることが多いから
仁地寺はお互いの城の影響を受けやすいんだ。病院にもなる仁地寺がもしオウギタケの味方になることがあればササタケは不利になるかもしれない。彼らはそれを恐れてこの仁地寺を…早い話が壊してしまいたいと思うわけだよ」
他にもいろんな城が仁地寺を調査しているが、現時点で一番の危険はササタケだろうと推測する庄左ヱ門。
ササタケは以前椿亭とつながっていた、戦を頻繁に行い勢力を広げている城だ。彼らの考えそうなことだ、とさくらは思った。
「ここ数日の忍者の数からして奴らは近々仁地寺に何かをしてかけてくると思う。僕たちはその情報をつきとめてその行為を阻止する!」
「ここの寺の入口って正面以外にもあるよな?」
「裏が竹やぶになってるから、そこが一番怪しいかも」
「すでに何か工作をしているかもしれない。ここは3人分かれて寺を警備しよう。何かあったらこれで知らせてくれ」
三人は連絡用に爆竹を手に取る。さくらは和尚と共に薬草の整理や、寺内の掃除や修理を行うことになった。
3つに分かれる間際に庄左ヱ門はさくらに言った。
「さくらさんはこの寺の中から出ない事!あと和尚さまの元からできるだけ離れないで。もし何かあったら…三人の誰かを…」
そう言いかけて団蔵が間に入った。
「庄左ヱ門を呼べば間違いないよ!な!乱太郎!」
「うん。私も庄左ヱ門なら絶対助けに来てくれると思う!」
ええ?と庄左ヱ門本人が戸惑う。妙にぎこちない乱太郎と団蔵を見て首を傾げた。
「なんか変だけど…まぁいいや。とにかく誰かを呼ぶんだ。いいね?」
「わかりました」
そうしてそれぞれの役目を持った五人は仁地寺建設のため、仕事を行うのだった。
さくらが寺の戸を開けると辺りはもう薄暗く鳥達が飛んでいく、冷たい風が吹き抜け、静かになっていく周り。仁地寺に夜が来ようとしていた。
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