2021/04/13(Tue)
dnd夢
「私ブリーダーに転職します」
「……キミは何を言ってるんだ?」
ダンデくんの目の前にずいっとスマホを突き出す。私のボックスを見るがいいわ!
「ツタージャ?……ああ、なるほど」
「ふふ!この間のコミュニティデイでボックスいっぱい捕まえたの!」
先日行われたコミュニティデイは私が愛してやまないツタージャだった。開始から終了まで只管歩き回ったし、二百個は用意していたボールが全て無くなるほど捕まえまくった。一人で。
残念ながら日曜日、ダンデくんはお仕事だった。
「私はこのボックスいっぱいのツタージャを博士に送ることができません。なのでこのままブリーダーとして生きます」
「頑張ってくれ」
応援が欲しいわけでは無いんだよなあと言葉を続ける。
「そこで、ダンデくんには私のツタージャを譲ってあげます!記念すべきお譲り一人目!」
「いいのか?」
「勿論!……今だけ特別に、初回特典で十匹ほど」
沈黙。全てを察したダンデくんがアプリを開く。
「……三十匹くらいなら預かれるぜ」
「本当!?ありがとうございます……」
じゃあお言葉に甘えてと交換を進める。よかった、これでツタージャを博士に送る事なく、今後もゲームを遊ぶことができる。
「可愛がってあげてね!」
「ああ!任せてくれ」
後日、ダンデくんのボックス内のツタージャの数が減っていた事により緊急会議が行われる事になる。
