Sushi



1000文字以内の短い小説です。名前変換無しナマエ固定。
脳内補完してください。

2023/07/21(Fri)

dnd夢

「……あーっ!見つけた!」
「お!やあナナシ!探してい」
「探してたのはこっち!なんで勝手にどっか行っちゃうの!?」
「わはは!そんなつもりは」
「動かないでって言ったよね!?」
「言われてないが」
「キバナさんが!」
「あー、まあ言っていたかいないかで言うと」
「言ってたでしょ!もう、ごちゃごちゃ屁理屈ばっか言うんだから」
「そんなことないぜ!」
「どの口が言うんだか!ロトム、キバナさんに」
「おっと、ストップだ!」
「あ!」
「ケテ〜?キバナサンにかけないロ?」
「ああ!まだいいぜ」
「よくない!勝手なことしないで!ロトム!」
「無視していい」
「ロト〜……」
「ちょっと」
「暫くボールに戻るといい」
「ちょっと!?」
「さ、行こうかナナシ!」
「どこによ!ナックルシティに戻るの!こっち!」
「いや、こっちだぜ」
「違うってば!」
「……」
「うーごーいーてーよー!」
「なあ」
「何!?」
「なんで皆が困ることを知っていてオレが外に出たか分かるか?」
「知るわけないでしょ!?」
「考えてみてくれよ」
「はあ!?どうせポケモンを近くで見たかったからとかでしょ」
「……はは!違うぜ」
「どうでもいいから!早く、」
「正解はだな」
「も〜〜!」
「オマエと二人きりになりたかったからだぜ」
「……、も〜〜〜〜っ!!そんなことで!?」
「そんな事でとはひどいな」
「そんなのいつだって」
「本当にいつだって二人きりなれたか?なれるのか?」
「……」
「分かってくれたか?」
「……も〜〜!!ちょっと遠回りするだけだからね!キバナさんにもそう」
「おっと、キバナにはオレが連絡を入れよう」
「?なんでわざわざ」
「いいからいいから。さあ、久々のデートを楽しもうじゃないか!」
「も〜〜〜〜〜〜!!!!」

dnd夢

2022/06/02(Thu)

dnd夢

 だって私はなんでもないただの人間で、特別なことなんかなんにもなくて、でもダメなとこは沢山あって、ダメなとこしかなくて、それでもここまで私なりの人生を歩んできた、ただそれだけで。
 だから、この先も大きな出来事なんか起こらなくて、起こすつもりもなくて、それで、それで。

「それで?」

 それで、だから、私は。

「むり、です」
「どうして?」
「だって、わ、たし、は」

 わたしは、私は、どうして目の前の人を拒絶しているのだったか。掴まれた腕が、突き刺さる視線が、怖くて、恐くて、上手く頭が回らない。でも逃げなきゃ、逃げたい、のに。
 口を開けずにいると、至近距離にある二つの満月がにっと三日月に変わる。

「ほら、帰ろう。キミは疲れているんだ」

 「そうだろう?」と疑問符を付けながらもこちらの話には一切興味がないこの人は、先の言葉通りに私の腕を引っ張って歩き出し、私は足をもつれさせながら着いていくことしか出来ない。
 ダメなのに。ムリなのに。なにが?一体何がダメで、ムリで、私は。

 ふっと視界が暗くなる。その原因である頭上に被せられた重い布を取り払おうと片手でもがくが、気が付けばその布に全身を包まれていて足が宙に浮く。

「帰ろう、ナナシ。オレたちの家に。……フフ、キミは何も考えなくて良いんだ」

 おやすみ、と布越しに囁かれたのを最後に、私は考えることが出来なくなった。

dnd夢

2022/01/18(Tue)

dnd夢

「ダンデさんっ!もう少しファンサってヤツを覚えた方が良いですよ!」
「ファンサ?」
「ファンサービスですよ!」
「知ってるぜ」
「知ってるんですか!?」
「当たり前だろう」
「でもでも、知ってるだけじゃダメですよ?ちゃ〜んと実践しなきゃ!」
「有難いことにオレは結構ファン対応が良いと言われる」
「嘘だ!」
「は?」
「じゃあ何で私にはファンサしてくれないんですか!?」
「はあ」
「私は!ダンデさんの!大!大!大!大!大ファンなのに!」
「そうだったのか?」
「そうですよっ!とにかく、ファンは大事にしてください!」
「大丈夫だ。オレを応援してくれる人も苦言を呈する人も皆大事にしている!」
「アンチまで味方に付けようと!?でもでも!私は大事にしてくれて無いですよね!?」
「まあな」
「否定してくださいよ!」
「それは出来ないな。ここまで言うのはキミくらいだぜ」
「それって……」
「やっと分かってくれたか?」
「ダンデさんにとって私は……」
「ああ。すまないが」
「ズバリ!トクベツ……って事ですね!」
「……」
「もう!ダンデさんったら!そんなハッキリ態度に出されちゃ困っちゃいますよう!恥ずかしい!」
「……」
「私は嬉しいんですけど周りにはバレない様に……ギャ!」
「今更だがここは関係者以外立ち入り禁止なんだ。悪いが出て行ってくれ」
「えっでもここエントランス……ア!ダンデさんの手が私に触れて……♡」
「うわ」
「あいた!」
「じゃあそう言う事だからもう二度と此処に来ないでくれ!オレも警察沙汰にはしたく無いからな」
「あ!ダンデさん!……もう、ダンデさんったら♡」

dnd夢

2021/08/04(Wed)

dnd夢

「ちょっとダンデくん!?なんでクーラー付けてないの!?」
「いらっしゃい。この気温ならいつも付けてないだろう」
「お邪魔しますっ!そうだけど、……暑いじゃん!」

 ダンデくんには私のこの汗が見えないのか。夕方でもまだまだ強い日差しと酷い照り返しの中せこせこ歩いてきたというのに。誰の呼び出しのせいで私はこんなに汗だくになったと……!

「シャワー使うか?」
「ぐぅ……、借ります。お部屋冷やしといてね!」
「ふふ、それは約束できないぜ」
「……バリコオルくん出しといてください」
「……」
「それくらいはいいでしょ!?お願いだからね!じゃあシャワーお借りします!」
「…………」


****


「シャワーお借りしました〜……うわっ、寒っ!!」
「おかえり。冷やしといたぜ」
「限度ってものが……」
「ん?」
「いえ何でもございませんわよオホホ」
「そうか」

 それでも少し寒すぎるのでこっそり温度を上げさせて貰う。二十二度はやばい。さっきまでとの落差が酷すぎる。そんなに怒らせてしまったのだろうか。
 普段色々と理由を付けてクーラーを付けないダンデくんがここまで下げるのは、そう。例えばイチャイチャ(意味深)する時……ん?

「だ、ダンデさん?」
「ん?」
「近くないスか?」
「寒いんだろう?もっと近くに来るといい」
「いやぁそんな恐れ多い……」
「キミとオレの仲だろう、何を今更気にしてるんだ」
「そんな〜あはは……。……あ!今日生理ですっ」
「先週終わっただろう。こっちに来るんだ」
「……はい」

dnd夢

2021/07/03(Sat)

dnd夢

──ゴロゴロゴロ……
「っ、……」
「……眠れないのか」
「ぇあっ、お、起きてたの……?」
「ああ。雷か?」
「え、へへ。……うん、苦手で」
「もっとこっちに来るといい」
「ぇっでも」
──ピカッバリバリバリ
「ヒッ!」
「だいぶ近かったな。……大丈夫か?」
「もうやだ……」
「こうすれば聞こえないぜ」
「わっ、……本当だ」
「止むまで塞いでてやるぜ。もう寝るんだ」
「はぁい。……ふふ、ありがとう」
「ああ。おやすみ」

dnd夢

2021/07/03(Sat)

dnd夢

 目の前のダンデくんが口を動かす。何か喋っているんだろうけど、閉め切っていても聞こえる土砂降りの雨の音で何も聞こえない。
 もう一度お願いと声を張り、人差し指を立てる。それを何度か繰り返した事により、ダンデくんは伝えるのを諦めてしまったみたいだ。
 全部このバケツどころか海をひっくり返したかの様な強い雨のせい。最近強い雨が続くのでこういうことも少なくない。
 またダンデくんが口を動かす。さっきよりも少ない文字数。でも何かは分からない。というか、少し意地悪く笑っているので伝える気は無く、楽しんでいるだけなのかもしれない。
 さっきと同じようにもう一回と人差し指を立てる。ダンデくんは楽しそうに笑う仕草をした後に、にゅっと顔を近付けて来た。この距離なら流石に聞こえる。
「ふふ、ヒ・ミ・ツ、だぜ。そうだな、ヒントとしては……五文字だ」
 そう言って、今度は声を出さずに一文字ずつ大きく口を動かす。大きく開いて、いってして、またいってして。……え、もしかして。
 最後の文字の名残りで唇を少し突き出したままダンデくんが楽しそうに目を細める。
「え、ぁ、あいしてる……?」
「ふふ、どうだろうな」
「えぇっ?」
 ヒミツだって言っただろうと頬っぺたを摘まれる。痛い。って事は夢では無い。でも今のは絶対に『あいしてる』だったもん。
 私の目線に合わせる為に屈んでいたダンデくんの首に腕を回す。相変わらず楽しそうに笑っているダンデくんも腰に腕を回してきた。
「わたしも、あいしてる……んっ」
 近距離なのに私も声を出さずに口を動かす。それでもダンデくんには伝わった様で、合わせるだけの軽いキスが繰り返される。ふふ。
 さっきよりも一段と酷くなる雨音の中、わずかに混ざる小さなリップ音が私たちの耳にだけ届いた。

dnd夢

2021/06/15(Tue)

dnd夢

「キャッ!雷怖いですダンデさぁん!」
「キミのモルペコが泣いてるぜ」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……電気溜めさせてきます」
「オレもガマゲロゲを連れて行こう」
「ダンデさん……っ♡」

dnd夢

2021/05/19(Wed)

dnd夢

「例えばダンデくんがポケモンだったとして」
「オレが?」
「うん」
「ならオレはリザードンがいいぜ!」
「ダンデくんがウールーだったとして」
「ウールー限定なのか」
「ハロンタウンに生息してて欲しいから」
「はあ」
「ハロンタウンに住む私はダンデくんウールーと仲良くなるでしょ」
「キミは人間なのか」
「やがてダンデくんウールーは私のことを好きになります」
「それは分からないぜ」
「好きになります」
「……」
「そしたらダンデくんウールーは私の為にとっておきの日当たりの良い場所を教えてくれたり、私の為に器用に手と口を使って花冠を作ってくれたりします」
「ウールーのオレは随分器用なんだな」
「私はその求愛行動に気付きながらもそれに応えることは出来ません。何故なら人間なので」
「……まあそうだな」
「以上です」
「え、今ので終わりなのか?」
「うん」
「何が言いたかったんだ」
「つまり、人間同士で出会えてよかったねって」
「……」
「あの日教えてくれた二人だけの秘密の場所も、あの日くれた花冠も」
「……」
「全部嬉しかったなって」
「……。それはよかったぜ」
「花冠いっぱい練習してくれたんでしょ?」
「さあ、どうだったか」
「また作ってくれる?」
「……機会があればな」
「私と、この子にも作ってくれる?」
「は、え?」
「ふふ」
「え、どういう事だ、本当か?」
「ふふ」
「ま、待ってくれ!いや、……ほ、本当に?」
「うん」
「〜〜っ!」
「わっ、」
「嬉しい、嬉しいぜ。ガラルで、いや世界で一番幸せな家族になろう」
「うん……!」
「花冠だってなんだって作る。キミとこの子の為ならなんだって出来るぜ」
「ふふ!もう親バカじゃん」
「うるさいぜ」
「え、泣いて」
「うるさいぜ!」
「……ふふふ!」

dnd夢

2021/04/30(Fri)

dnd夢

「ダンデく〜ん!こっち向いて!」
「なんだ?」
──カシャ
「可愛い〜!これは星四評価間違いないよ!……あっ」
「勝手に撮ってもらっては困るな。リーグを通してくれ」
「えー!プライベートなんだし良いじゃん!」
「プライベートだからこそ、だぜ。……ほら」
「え、ちょっと!消えてるじゃん!」
「知ってるか?盗撮は犯罪なんだぜ」
「ぐぬぬ……!じゃあダンデくんも勝手に私の事撮らないでね!」
「……。撮ってないぜ」
「何よ今の間!もしかして本当に撮ってるの!?」
「この話は終わりだ。ポケモン達の様子を見てくる」
「あっ、ちょっと!……逃げられた!」

dnd夢

2021/04/13(Tue)

dnd夢

「私ブリーダーに転職します」
「……キミは何を言ってるんだ?」
 ダンデくんの目の前にずいっとスマホを突き出す。私のボックスを見るがいいわ!
「ツタージャ?……ああ、なるほど」
「ふふ!この間のコミュニティデイでボックスいっぱい捕まえたの!」
 先日行われたコミュニティデイは私が愛してやまないツタージャだった。開始から終了まで只管歩き回ったし、二百個は用意していたボールが全て無くなるほど捕まえまくった。一人で。
 残念ながら日曜日、ダンデくんはお仕事だった。
「私はこのボックスいっぱいのツタージャを博士に送ることができません。なのでこのままブリーダーとして生きます」
「頑張ってくれ」
 応援が欲しいわけでは無いんだよなあと言葉を続ける。
「そこで、ダンデくんには私のツタージャを譲ってあげます!記念すべきお譲り一人目!」
「いいのか?」
「勿論!……今だけ特別に、初回特典で十匹ほど」
 沈黙。全てを察したダンデくんがアプリを開く。
「……三十匹くらいなら預かれるぜ」
「本当!?ありがとうございます……」
 じゃあお言葉に甘えてと交換を進める。よかった、これでツタージャを博士に送る事なく、今後もゲームを遊ぶことができる。
「可愛がってあげてね!」
「ああ!任せてくれ」

 後日、ダンデくんのボックス内のツタージャの数が減っていた事により緊急会議が行われる事になる。

dnd夢


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