Sushi



1000文字以内の短い小説です。名前変換無しナマエ固定。
脳内補完してください。

2021/03/03(Wed)

dnd夢

「冷たっ!」
 朝焼けのまだまだ温度の低い海に裸足で入りはしゃぐ彼女を微笑ましく眺める。公表しているとはいえあまり堂々と外を出歩く事はしないと決めている。来れるのは今来ている様なリーグ所有のプライベートビーチくらいだ。
「あ、ダンデくん!あれ見て」
 彼女の指差す岩山の方へ視線を向ける。カジリガメ2匹とカムカメが数匹、家族だろうか。オレたちと同じように水浴びをして遊んでいる。
「ふふ」
「どうしたんだ?」
 カジリガメたちを見たまま目を細めている彼女を見る。
「昔あんな風にお互いの家族と一緒に来たよね」
「ああ……、そうだったな。ホップが転けて砂まみれになって泣いていた」
「あれはダンデくんがやったんじゃん!」
 そうだったか、と笑いながら岩山をもう一度見る。ああ、なんだか。
「オレたちも、あんな家族になれたら」
「えっ?」
「……あ」
 ポカンと目を丸めた彼女と目が合う。しまった、口に出てしまったのか。今のはどういう意味か聞いて来る彼女に水をかけ、無理矢理気を逸させる。
 時間をかけてきたキミとの時間だ、どうかもう少しだけ。待っていてくれないか。

dnd夢

2021/02/17(Wed)

dnd夢

 身体が揺さぶられる感覚で意識が浮上する。うっすら目を開けるとカーテンの隙間から陽が差し込んでいるのが見えた。
「キミ、今日は早く起きるんじゃなかったのか」
「ん〜〜……?」
 すっかりいつも通りの時間だぜと言いながらダンデくんが戸惑いなくカーテンを開ける。ま、眩しい……。
「ほら、起きてるんだろ」
 布団に包まりウダウダしていると頬をペチペチ叩かれる。やだやだ、起きたくない。まだ寝てたいよ。
「……ダンデくんがキスしてくれたら起きる」
「キミな……」
 ダンデくんが呆れて溜息を吐くのが聞こえる。ふんだ、絶対絶対キスされるまで起きてやんないもんね。いつでも来い、こっちは準備万端よ。
 仰向けで目を瞑って待っていると顔の横に手が置かれダンデくんが近づいて来る気配。え、ほ、本当にしてくれるの!?一気に緊張してきた。
 むにと唇に何かが当たる。……あれ?何かは分からないが唇の感触ではないことは確か。
 恐る恐る目を開けるとそこにはドアップのダンデくんのぬいぐるみ。
「ほら、『ダンデくん』がキスしてくれたぜ。約束通り起きるんだ」
「うぅ〜〜。そうなんだけど、そうじゃない〜〜」
 要は済んだとばかりにスタスタと寝室を出て行くダンデくんを目で追う。
 ……まあ、朝から楽しそうに自分のぬいぐるみを持つダンデくんが見れたしいっか!今日も一日頑張ります!

dnd夢

2021/01/31(Sun)

dnd夢

シャワーから戻った彼女がオレの隣に座りスキンケアをし始める。いつものその光景になんだか違和感を覚え彼女を観察する。…そうだ、香りだ。
「シャンプーでも変えたのか?」
「そうなの!分かる?」
「ああ…」
だがこの香りは些かキミには合わないんじゃないかというのをギリギリの所で飲み込む。寝る前のイザコザ程面倒なものは無い。
「サクラの香りらしいんだけど…どう?」
「あー、そうだな…」
彼女の問いに思わず言い淀む。いや、オレは嘘は付けない。
「微妙だな」「微妙じゃない?」
声が揃う。なんだ、キミもそう思っていたのか。
「やっぱり?なんか思ってた香りじゃなかったんだよね」
「いつものやつの方がキミに合ってるな」
「だよね。これ無くなったら戻そっと」
ダンデくんが使ったらすぐ無くなるから今回のは使っていいよと言いながら彼女がスキンケアを再開する。確かに以前彼女の物を間違って使ってしまった時、驚くほど怒られた。懐かしい話だ。
後日、オレの手伝いの甲斐あり彼女はいつも通りの香りを早々に取り戻すのだった。

dnd夢

2021/01/25(Mon)

dnd夢

──ぷにぷに。
「…さっきからどうしたの?」
「いや…。キミの頬っぺはぽよぽよだなと」
「喧嘩売ってる?」
さっきからずっと私の頬っぺを触ってくる(揉んでくる?)ダンデくん。一体何がしたいのか。
「ここには愛がいっぱい詰まってるのよ」
「そうなのか!」
──ガジッ。
「いった!何するの!?」
「すまない、美味しそうに見えて」
「だからって歯立てる!?」
つい、と言いながら今度はちうちうはむはむと頬っぺを吸ったり甘噛みしたり。
…頭でも打ったのだろうか。

dnd夢


back
prev / next
トップページへ
SS#title#