Sushi



1000文字以内の短い小説です。名前変換無しナマエ固定。
脳内補完してください。

2021/10/10(Sun)

hp夢

「ホップ博士ってさ〜」
「なんだ?」
「ん〜〜〜?」
「用がないなら早く帰って宿題しろ」
「あ!分かんないとこ教えてもらおうと思って!」
「……オレも生物学以外はあんまりだぞ」
「またまた〜!……え〜っと、ここの計算!答え見ても合わなくって」
「これは……、ってコラ!」
「あ!やっぱり!」
「はあ?」
「博士のメガネ、度が入ってない!」
「は、オマエ!返せ!」
「博士ってば、メガネかけた方が博士っぽいってかけ始めたんでしょ!」
「そっ!そんな訳ないだろ!」
「え〜?じゃあなんで、」
「うるっさいっ!!!!外でやれ!!!!!!」
「わ、悪い、ソニア……」
「ごめんなさい……」

hp夢

2021/06/15(Tue)

hp夢

「ホップくん!」
「なんだ?」
「……」
 いつもならすぐに振り向いてくれるのに今日に限って振り向いてくれない。私はあの『肩とんとんして振り返ったら指が頬にぷすっ』ってヤツがやりたいのに。
 今の私は机に向かっているホップくんの肩に人差し指だけを上げて手を置く不審な女だ。ソニアさんのワンパチが不思議そうにこっちを眺めているのは気のせいだと思いたい。
「ねえねえ」
「だからどうしたんだ?」
「…………」
 もう一度挑戦してもやっぱり振り向いてくれない。少しだけむかっと来た私はもう片方の手を反対側の肩に置き、思いっきり強く肩を揉む。もはや握ると言った方が正しいかもしれない。
「肩揉んでくれるのか?気持ちいいんだぞ」
「…………」
 思いっきり強くやってやったと言うのにホップくんは気持ちいいと言う。やってられない。私は何も言わず、踵を返し側を離れる。
 ワンパチが遊んでくれるのかと目をキラキラさせて私を見上げる。可愛い。ホップくんが構ってくれないから遊んであげようかな。
「帰るのか?」
「……」
「なあって」
「…………」
 ホップくんの質問は無視して、ワンパチの首周りのふわふわの毛を撫でる。パチパチと起こる静電気が痛気持ちいい。
「怒ってるのか?」
「…………別に」
 それは怒ってる反応だぞと溜息が聞こえる。ふんだ、今更こっちに来たって構ってあげないんだから。
 無心でワンパチと静電気で遊んでいると、後ろからの光が遮られ私の影が大きくなる。ホップくんが後ろに立った様だ。
「ナマエ?」
「……」
「ナマエ、こっち向くんだぞ」
 いつの間にか私よりも大きくなった手が私の肩を叩く。肩を叩かれたら振り返る、人間にはそういう習性が付いているものなのだ。そう、さっき仕掛けた側だとしても。
「っ!」
 つい振り返ってしまい、右頬には指が当たる感覚……ではなく柔らかい何かが当たる感覚。そして思っていたよりも距離の近いホップくんの顔。え、これは……?
 驚きで目を見開いてホップくんを見る。ホップくんは目を細めてイタズラが成功した様に笑っていて。
「ほ、ホップくん、いま」
「はは!ナマエ顔真っ赤だぞ」
 肩に置かれていた手で頬を撫でられる。確かに私の顔は熱い。でも。
「……っ、それを言うならホップくんもだからねっ!!」
 二人で顔を赤くする私たちを、ワンパチは不思議そうに眺めていた。

hp夢

2021/03/26(Fri)

hp夢

「あっ!ホップく〜……っん!?」
 今日も今日とて研究所におしかけゲフンゲフンお手伝いをしに向かっている途中で見慣れた後ろ姿が見えた。ので声を掛けた。
「オマエ、今日も来たのか?」
「ど、どどどっ!どうしたの、それ!?」
「何がだ?」
 可愛らしく首を傾げるホップくん。既にお兄さんと同じ位の身長だというのに、未だ仕草が幼いのが大変に推せる。ただ、そのお顔には先日まで無かった物が。
「そ、それ!それだよ!メガネっ!」
「……ああ!」
 すっかり忘れていたとホップくんが右手でメガネを触る。ああっ、そんな。ホップくんにメガネ属性まで付いてしまうのですか?いいんですか?
「昨日作ったんだぞ。最近見えづらくって」
 確かに少し前から目を細めている場面は多々あった。が、まさかメガネを作るだなんて考えたこともなかった。事前に予告してくれないと死人が出る事を自覚して欲しい。しかもなんだか一気に大人びて見える。
 良いことを思い付いたとばかりに両手でメガネのつるを掴み、ホップくんがニヤリと楽しそうな表情で見下ろして来る。
「どうだ?似合ってるか?」
「好きです」
 あっしまった、つい口が勝手に。だってそんな……ねえ?
 ホップくんが呆れた様に溜息をついて研究所に向かって歩き出す。慌てて横に並び、いつもと違う横顔を見上げ語彙力の無い感想を伝える。
「とっても似合ってるよ!カッコいい!」
「サンキューだぞ」
 最近流行っている細いフレームじゃなくてズッシリとした存在感を感じさせる黒いフレーム。ホップくんの為に誂えたかの様だ。本当に似合っている。カッコいい。
 あまりにも私が見つめていたからか、少し顔を赤くさせたホップくんが立ち止まる。ふふ、照れちゃったかな?
「見過ぎだぞ」
「えへへ。ごめんなさ、っヘ!?」
 頬に冷たく硬いものと生暖かく柔らかいものが一瞬だけ触れる。い、今のって。
「……キス、するのには邪魔なんだぞ」
「そ、だね……?」
 ほら、ソニアに怒られるぞと言いながらホップくんが走って行く。いつもなら置いてかないでと追いかけるところだけど今はそうも行かない。
「……し、死にそう」
 バクバクと激しく鼓動を打つ心臓が痛い。熱を持つ頬に両手を当て、先程のホップくんを思い出す。その度に一人メガネの色気にやられ、ただ唸ることしか出来なかった。

hp夢


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