遥かの夜空を、六等星まで
   

第六夜

 6日目、ヒースは一度もリビングに出て来なかった。数時間置きに様子を見に行ったが、起きていたりいなかったり。サブはずっとヒースの傍にいた。ヒースの為に作った卵粥は、結局藍の腹の中に収まった。二度と食べたくなかった。