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独歩先輩と飲んでいたらお友達も来るからって……。
「あ、あの独歩先輩にいつもお世話になってます。みょうじなまえです…」
「初めまして、独歩くんの親友の伊弉冉一二三です、どうぞよろしく!」
「は、はい…」
う、うわあ、どんな人が来るかと思ったらスーツびしっと決めたイケメンが来たよ…。この間うちの会社で女子社員に声かけてた人だ…。
キラキラすぎて周りの女性の目がビシビシときている…
独歩先輩すげえな…。こんなキラキラした人といても独歩先輩もかっこいいし映ってるわ…。
「おい、一二三何でお前スーツ着てるんだよ!」
「え?独歩くんの後輩なら僕もちゃんとしとかないと、と思ってさ」
「はぁ…もういい。言っとくけど店員さんとか口説くなよ?」
「もちろん独歩くんの困ることはしないさ!」
「そう言ってこの間も…」
「まあまあ!飲もうじゃないか!今夜は日頃のことなんて忘れて飲み明かそう!」
「…あー…疲れそう…」
「ど、独歩先輩…大丈夫っすか?」
「まあいつもこんな感じだし…。ほら飲めよ。じゃないと一二三に勝手に頼まれるぞ。」
「あ、じゃあカシスオレンジで…」
「えっ?なまえくんそんな可愛いやつを飲むのかい?!もっとほら別のもほらほら!」
「い、いや、俺あんまり強くなくて…」
「大丈夫、お酒は美味しいよ!」
キラッと笑った伊弉冉さんにははは、と苦笑いしたけどすでに俺の右手にはビールのジョッキを掴まされていた。
「さっ、飲もうか!♪」
ええー…これやばいかも…。
****
「ほら、なまえくん、今度はこれを飲んで飲んで」
「おい、一二三。みょうじもう飲めないからやめろって。」
「大丈夫。まだいけるよ」
「無理だろ、みょうじ大丈夫か?」
「ふぁい…?んー、らいじょーぶれふ?」
「ダメだ…。よし、もう出るぞ。こいつ帰してやんないと。」
「ああ…なら、僕が送ろう。」
「はぁ?いいよ俺家知ってるし。」
「いや!ここは仲良くなった証としてちゃんと介抱してあげたいんだよ!ぜひとも僕になまえくんの住所を教えてくれないか!」
「はぁぁぁ?…まあ、いいわ。ちゃんとおくれよ?」
「任せてくれたまえ!」
「俺歩いて帰ってるから。」
「ああ、じゃあまた朝に…」
「朝………?」
「よし、なまえくん行こうか!」
「ん……、はぁ…い…」
誰かに助けてもらいながら店を出たところまでは記憶はあった。
何かいい匂いするなぁ、とか、もう無理、もう飲めない、とか色んなこと考えてた気がする。
目を開けたらどこだったと思う?
「………………な、…んですと…?!」
なにここ。
なにここ!!!
「……ホテル……?」
起きた瞬間から後ろがむず痒いんだけど、なに?
ていうかなにこれ、俺裸じゃん、わけわからん。
で、俺の隣で寝ている人。明るい金色の髪。男らしい肩。
これが女性とかだったら こんなに戸惑わないはずだ。
誰だよ…
向こうを向いているから分からない。仕方ないベッドから降りて回るしか…と考えていると寝返りを打った。
「い、伊弉冉さん…?!?!」
ええええええっ、ちょっと待ってよ神様、俺何したの?!俺は昨日の夜あれから何をどうして、こうなった?!
1人でパニクっていると伊弉冉一二三さんの目がぱちりと開いた。
「ひゃっ……、あ、あの…おはよーございます…」
ビクビクしながら声をかけると伊弉冉さんはくすりと笑って…
「おはよ〜、昨日最高だったよな〜〜。ねー気持ちよかったでしょ?俺っちも最高だったわ〜」
えっ?えっ?えっ?
あれ、昨日の伊弉冉さんとなんか雰囲気違うような…
「えー!そんな照れることないじゃん?もう恋人どーし!なんだからさ〜〜」
「えっ?!はっ?!えっ?!ちょっ、お、おれ昨日の記憶あんまりなくて…」
「えっ?昨日…なに話したか、もしかしてなまえ覚えてないっつーの?」
「は、はい…」
「昨日はぁ〜独歩と別れてから、二人でホテル入って〜キスして〜なまえが俺っちのことすき、っつーから、抱いた!★」
ひえぇぇぇぇぇ!!語尾に★つけなくていいから!
てか、ええええ!抱いた、ってなに!抱いたって!
もしかしてもしかして、もしかしなくても後ろのこの違和感はそういうことなのか?!
いやいや、まって心の準備が、そもそも俺好きだなんて言ったのか?!
「つーわけでぇ〜、よろしくなまえ〜」
んんんんんん?!?!
そのあと急いで寝起きの独歩先輩に電話したら、「あ〜〜ごめん…。何かやばいと思ったけど止められんかった…まぁ、悪いやつじゃないから…」って言われて何故か丸め込まれた。
いや…えぇぇぇどうするんですかこの状況!
……とりあえず会社休みます!
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