▽ エピローグ

声「やあライナルトくん。学園生活には慣れてきたかな?」

どこからともなく声が聞こえてきた。
シンのようだが、彼の姿は何処にもない

シン「ごめんよぉ、君の目の前にいるけどここでは姿を見せたくないんだ! てへっ! そんなことよりこの後時間あるかな? もし良かったら校長室においでよ。君とはゆっくり話がしたいんだ。気が向いたら来てよ! 来なくても大丈夫だよ! でもお茶は用意しとくね! じゃ!」


《校長室》
シン「来てくれたねライナルトくん! ほら、そこのソファに座って。美味しいお茶用意したよ! とりあえず姿をお披露目しようかな…よっと!
やっと君とゆっくりお話しができるね! ボクは君の入学をすごくすごく楽しみにしてたんだ! ボクにとって君は何かと特別なんだ。…いや、正しくは君の家系かな? 君のご先祖さんは偉大なる冒険者で、この学園の初代校長、それは知ってるね?」

『はい』
『いいえ』

『はい』
シン「だよね! そりゃ偉大な人だからね!」


『いいえ』
シン「ありゃ? あんまり話をしてこなかったのかな? とにかくそうなんだよ。自分のためにも覚えておくといいよ」


シン「今日はご先祖さんの話をしようかと思ってね。ボクはね、彼と一緒に学園を設立したんだ。君のご先祖さん…シャルファーくんとね。シャルファーくんはとても勇敢な子だった。誰に紹介しても恥ずかしくないくらい、人柄も良かったよ。300年前の冒険者の1人…その名に恥じないくらいね。
君からはそんなシャルファーくんの面影をすごく感じる。血は争えないね。これまでも君の家系の生徒たちを見送ってきたけど、中でも君は遺伝子が強いのかな?面白いね、かなり前の先祖なのにさ。色濃く表れてるなんて。君もシャルファーくんも努力家で勤勉家で。ほんと、そっくりだよ。巡り巡ってここまでくると、シャルファーくんみたいになるのが必然的な気がするね。あ、いや! ご先祖さんにとらわれる必要は全くないんだよ! 君の進みたいように進んでね!
くだらない話だったかもしれないね! 君がどんな冒険者になるのか、ボクとっても楽しみなんだ! また話をしよう! 明日からも頑張ってね!」


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