▽ 白熱!! 武術大会
レベル:★★★★★★★☆☆☆
記入者:シン・チャオ
「開催が近付いてきた! ぜひエントリーしてね!」
ユガ「
白熱!! 武術大会ですわね。近付いてきましたわね、武術大会。皆さんご存知です?」
リンアイ「見に行ったことある。凄いよね」
シエテ「名前を聞くからに凄く暑苦しい大会を想像する……」
ユガ「エテルノ学園の一大イベント、文化祭に同じく他の学校からも人が集まって大盛り上がりですの。校長は貴方たちにエントリーしてほしいみたいよ」
フローラ「なんかめんどくさそうだわ……」
ユガ「貴方たちがエントリーしたら、この大会はより盛り上がりを見せるでしょうね。ルールや詳細は校長先生からお聞きなさいな」
ライナルト「武術大会…」
ケシェット「うん。見に来たことあるよ。俺が見た年も凄く盛り上がった。名物なんだろうね」
リンアイ「面白そうだ。エントリーしよう」
フローラ「死人が出そうな大会ね…」
《校長室》
シン「やあやあやあやあ! 来てくれるって信じてたよ!
武術大会というのは、任意で最大6人のチームでの参加者を募って、腕比べしようという大会なんだ。毎年大盛り上がりでね、昔からほとんど変わらないルールでおこなわれてる、エテルノの名物でもあるんだ。
そこで大会をさらに盛り上げるために、君たちにぜひ!エントリーしてほしい! もちろん優勝チームには豪華景品を用意しているよ! エントリーしてくれるよね?ね?」
『はい』
『いいえ』
『いいえ』
シエテ「ちょっと遠慮してよろしいですか…?」
リーフ「…ええっ!?!?」
シン「えええ〜〜〜〜!!! 頼むよ〜〜!!! 絶対盛り上がるからさ〜〜〜〜!!! ボクからのお願いだよ〜〜!!! あーーわかった! 考える時間が欲しいんだね!? ゆっくり考えてきていいよ! でもなるべく早く結論出してね!」
ライナルト「……凄く困った顔してた」
フローラ「どうしてもエントリーしてほしいみたいね…」
リンアイ「シエテ。考え直して」
シエテ「嫌ですよ死人が出そうな大会なんて…」
ケシェット「腕試しだと思ったらいいんじゃないか?俺はちょっと興味があるなぁ」
リーフ「オレも!ってかエントリーしなきゃ話進まないだろうし」
リンアイ「メタ発言」
ライナルト「俺も出たいかな!」
フローラ「まあ、出場して結局私たちが最強だってことを示したらいいんじゃない?」
シエテ「…………1対5は勝てないですね…」
《再度報告》
シン「待ってたよ!エントリーしてくれる?」
『はい』
ライナルト「エントリーします!」
シン「よっし! じゃあこのエントリー用紙にメンバーの名前を書いてね!」
シンはライナルトたちに用紙を差し出した
リーフ「随分簡潔なエントリーシートだな!?」
ライナルト「名前書けばいいんだな、よし!」
シン「あ、チーム名こだわる?」
フローラ「チーム名…?」
シエテ「いえ、特に……皆さんは?」
ケシェット「俺も特にないかな……」
リンアイ「あ、ご自由にどーぞ」
シン「じゃあボクが決めちゃうよ。いいね?」
リーフ「かっこいいチーム名になることを祈っとく」
ライナルトたちは一人ずつ用紙に記入した……
──武術大会、当日
ルーファス「武術大会、ここに、開催を宣言します!!」
シエテ「うわっ……凄い客数!」
ライナルト「熱狂的だ…!これが、武術大会!!」
リンアイ「あ、これかな。対戦表だけど……結局あたしたちチーム名わからないな」
ケシェット「何で教えてくれなかったんだろ、シン校長…あの人ヌケてるな?」
ルーファス「Aブロックの第1回戦は……チーム『無敵のアイアンコブラ』、チーム『ルビー』の対戦だぁ!!」
実況、進行はルーファスのようだ。
歓声とともに、グラウンド中央のフィールドに対戦者が入場する。
が、1チームしか入場していないように見える……。
客席が静まった
ライナルト「……あれ、もしかして」
ルーファス「……あれ。無敵のアイアンコブラ〜。おーい。……あれれ…? …しょうがないなぁ。
ライナルトたちー! 出ておいでー!! 対戦だよーー!!」
ライナルト「やっぱり〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
シエテ「え!?」
フローラ「待って、無敵のアイアンコブラって私たち!? あの校長のセンスどうなってるのよ!!」
ケシェット「任せなきゃよかったな…急ごう」
ライナルトたちは急いで入場した
リーフ「でも無敵のアイアンコブラって何かいい響きだな」
ライナルト「そうなの!?」
番長「おーおー、誰かと思えば、あのときの新入生たちじゃねぇか。元気してたか?」
シエテ「…はい?」
リーフ「ゲッ」
ライナルト「ち、ちわっす!!元気してました!皆さんもお元気そうで何よりです!!」
リンアイ「変に因縁つけられてるけど、何かあった?」
番長「まさか、忘れたとは言わねぇだろうな? 積年の恨み、ここで晴らしてやる! 行くぜ野郎共!!」
フローラ「私たちには何もないけど、いいわ。相手してあげる」
リーフ「マジありえないんですけど!!なんで!?助けて〜〜〜!!!!」
シエテ「何かあったみたいですね。まあ、僕たちは戦うだけなんですが」
ライナルト「積年も何もないよ〜〜!!!というわけで勝たせていただきます!!!!!」
▼ENEMY▼
紅玉寮のヤンキー Lv25×2
紅玉寮のチンピラ Lv27×3
番長 Lv28×1
<戦闘勝利>
ルーファス「勝者、無敵のアイアンコブラーー!!」
番長「いやあ〜〜参りました!! 相変わらず強いっすねぇ〜!アニキ、アネキと呼ばせてくだせぇ!」
フローラ「どうでもいいから負け犬はとっとと失せなさい」
番長「へへぇ! アネキの言うことなら俺たちすぐ消えますんで! これから先も頑張ってください!!」
ライナルト「……勝てた。よかった……」
リーフ「めっちゃ怖かった………ひい…」
ケシェット「……よくわかんないチームだったな…」
リンアイ「ルーファス先生、めちゃくちゃ熱こもってるね」
シエテ「この大会が好きなんでしょう」
リーフ「ルーファス先生、いつもと様子が全然違うや」
フローラ「もともと戦闘狂なところがあるんじゃないの?無茶な実習を仕向けてくるぐらいよ」
ライナルト「聞く話によると、先生めちゃくちゃ強いらしい」
──準決勝
ルーファス「続いてAブロック準決勝は、チーム『無敵のアイアンコブラ』、チーム『すっとこどっこい』との対戦! これは盛り上がるぞぉー!!」
リーフ「すっとこどっこい!?」
フローラ「あっちも凄いネーミングね……」
デミノ「皆さんコンニチハ! 1回戦の戦い、凄まじかったですネ。ワタシたちも負けていられませン」
ゼーロイバー「おう! オラも思い切ってエントリーしてみることにした! やるからには優勝するべ!」
ノンネ「み、んな、私も……エントリーしたよ…そしたらゼーロイバーくんとデミノ先輩が…一緒にやろうって言ってくれて…えへへ、ちょっと冒険者に近付いた気分、だなぁ…」
リンアイ「心許ないのが一人いるけど、1回戦勝ったし大丈夫か……」
ケシェット「ゼーロイバー…まあ、君たちと同期なら入学してから暫く経つし、それなりにはなったんじゃないか?」
シエテ「ここにエントリーするぐらいですからね」
デミノ「お互い本気で、いい戦いにしましょウ! いきマス!」
▼ENEMY▼
デミノ Lv28×1
ゼーロイバー Lv28×1
ノンネ Lv26×1
翠玉寮の生徒 Lv25×3
<戦闘勝利>
ルーファス「勝者、無敵のアイアンコブラーー!! さすが、チーム名に違わぬ強さ!! このまま優勝を掴むのか!?」
リンアイ「…そこそこ強かったな」
フローラ「そうね。しぶとかったわ」
デミノ「くうっ……残念デス……けど、皆さんの実力は本物デス。この先も勝ち進んで下さイ!」
ゼーロイバー「オメェら! 絶対優勝しろよ! 優勝しないと許さねぇべ!!」
ノンネ「頑張って、ね…!」
ライナルト「ありがとう!頑張ります!!」
リーフ「…ってか、言ってる間にもう決勝!?え!?」
シエテ「ノンネさんもゼーロイバーさんも、成長しましたね。いいことです」
ケシェット「次は決勝か……」
ライナルトたちが休んでいる間に3位決定戦も終わり
──ついに決勝戦
ライナルト「……」カチンコチン
リーフ「……」ハラハラ
ルーファス「さあいよいよ、手に汗を握る決勝戦! 対戦者は……チーム『無敵のアイアンコブラ』、チーム『プリーフェクト』!! 熱き戦いの幕が今!! 開かれる!! 決定戦に相応しい熱狂で迎えよう!! 客席の諸君! 盛大なる拍手を!!」
両チームが入場すると、客席は一層盛り上がった
リンアイ「…まさか監督生たちとガチンコ勝負とはね」
レント「よお! 何となく察しはついてたが、お前らとここで戦えるとはな!」
ユガ「ごきげんよう、皆さん。お見事でしたわ。エントリーされたときから、貴方たちは必ず決勝まで進むと思っていました」
シャルナク「やはり、決勝の相手はお前たちが相応しい。観客もこの対決を望んでいただろうな」
ライナルト「先輩たち…皆さんの戦いも凄かったです!ここで戦うことになるなんて…」
ケシェット「うん。レントも吹っ切れたみたいだし、シャルナクとユガも快調だね」
リーフ「戦術、盗術、魔術の監督生たち…めちゃくちゃいいバランスで3人とも強くて…上限人数の半分なのに此処まで勝ち進んだんだぞ…?勝てるのか…?」
フローラ「監督生……1回戦、準決勝とずっと3人で勝ち上がってきたのよ…ナメてかかったら負けるわ」
ユガ「ええ。ですがわたくしたちにはもうひとつ、心強い味方がいるのよ。
──召喚、生を司るモノ、セラフィム!」
ユガが手を掲げると、彼女の前に魔方陣が浮かび、そこから神々しいモンスターが現れた!
客席がざわつく
シエテ「召喚術…!!」
ライナルト「ま、まさか!まだ本気じゃなかったのか!?」
シャルナク「これは戦いを勝ち抜いた相手、この決勝の舞台に立つ者への、俺たちからの敬意だ。この戦い、手を抜くわけにはいかんからな」
レント「お前らが強いのはわかってらぁ。だからこそ、拳と拳のぶつかり合いをするってもんだ。かかってこい! お前らの本気、見せてみろ!」
ケシェット「さあ戦うよ。俺たちの本気をぶつけよう!」
リンアイ「燃えてきたね…!」
フローラ「ここまできたら絶対優勝するわよ!先に倒れた人はあとでビックバムかますから!」
リーフ「それは困ります!!」
シエテ「いよいよ死人が出そうですね…いや、勝ちましょう」
ライナルト「よし!先輩!よろしくお願いします!!!!」
▼ENEMY▼
レント Lv30×1
シャルナク Lv29×1
ユガ Lv27×1
セラフィム Lv20×1
<戦闘勝利>
ルーファス「勝者、無敵のアイアンコブラァーー!!!ななななんとォ! この大会の頂点に立ったのは、無敵のアイアンコブラだァァアアア!!!」
ライナルト「…!! や、やった!!勝ったぞ!!」
フローラ「ぜえ、はあ………魔力が尽きるかと思ったわ…」
ケシェット「か、勝った……!」
レント「チックショ〜〜!!! 悔しい!! あーーーチクショウ!!!」
シャルナク「情けないぞ、レント。……お前たちの勝ちだ。異論はない」
ユガ「ええ。私たちも全力を尽くしたもの。誰も文句はありませんわ。おめでとう。いい戦いでした」
レント「マジの本気の本気だったからめちゃくちゃ悔しい……くそおおおシャルナクぅーー!!!!」
シャルナク「泣くな! 離れろ! 俺は手拭いじゃない!」
リーフ「超仲良しじゃん」
シエテ「解説すると、レント先輩が泣きながらシャルナク先輩に突っ込んでいき、悔しさを擦り付けるように抱き着いて相手の衣服で涙を拭ってます。シャルナク先輩は必死に引きはがそうとしてますが離れませんね」
リンアイ「かなり激闘だったはずなのにまだあんなに動ける2人が凄いな」
ユガ「ふふふ、気にしないで。表彰式の準備があるから、皆さん席に戻りましょう」
───表彰式
ルーファス「優勝チーム、準優勝チーム、第3位チームを表彰します。それぞれのチームの代表者は前に出てきてください」
リーフ「先生のテンションの差」
リンアイ「あんなに大声で実況と進行してたのに、丈夫な喉だな」
フローラ「代表、ほら出なさいよ」
ライナルト「お、俺…?」
シエテ「僕らはもともと違う学校ですから。君が出るのが適切ですよ」
ライナルト「じゃあ、行ってきます」
シン「いやぁ〜〜知ってた! 君たちなら優勝するってね! ボク知ってたよ! 君たちの戦いは見ててホント楽しかった! 必死になって頼んで正解だったよ!
コホン! えー、では……」
表彰状、優勝
無敵のアイアンコブラ殿。
あなたは第137回武術大会おいて頭書の成績を収められました。
よってこれを賞します。
エテルノ学園 校長 シン・チャオ
シン「見事な戦いだった! 盛り上げてくれてありがとう!!」
表彰状を受け取ると、わっと客席から拍手が湧いた
ノンネ「おめ、でとう…!」
デミノ「やりましたネ! 流石デス!!」
ゼーロイバー「すげぇ!! あの監督生チームを打ち破るなんて!! オメェらやっぱタダ者じゃないべな!!」
スピカ「すごいすごい! いちばんぼしだね! みんな、おめでとう!」
リーフ「わあ!あったかい言葉に涙出てきそう!」
ライナルト「俺すでに泣いてる」
リンアイ「落ち着いて」
ノウェム「いやいや! お前たちなら優勝すると思っていたぞ! 強者の誇りを持っておけ!」
シエテ「ノウェム!? 来てたんですか!?」
マニアコ「久しぶりにハラハラした……貴方たちが勝った瞬間涙が出てきたよ…」
フローラ「マニアコも!?」
ケシェット「あはは。いいじゃないか。俺も純粋に嬉しいよ」
リーフ「よし!皆でライナルトを胴上げだ!」
ライナルト「胴上げ!?!?」
リンアイ「そーら持ちあげるよー」
ライナルト「わっ!?ちょっと待ってくれ!俺が胴上げされても…うわあああ!?!???!!」
バンザーイ!バンザーイ!
シン「こらーー!! 静かにーー!! 武術大会はまだ終わってないよー!!」
笑いと涙で閉会式はごった返しになったが、たくさんの生徒たちがライナルトたちを祝福した。
ライナルトたちは優勝景品として
栄光のトロフィーを手に入れた!
白熱!! 武術大会を完了しました!
シエテ「閉会式に騒いだこと、後で校長に怒られました」