あの花はどこに咲いていたっけ
ワスレナグサ
それから他愛もない会話をしながら帰宅した。二人には買ってきた物のタグを切るよう頼んだ。買い物しながら二人の好物を聞くとバニラシェイクとチーズバーガー、原作と同じなんだなと思った。帰りにマジバはないけどって似たようなチェーン店のドライブスルーで買ってあげると今日一番の笑顔が見れて私まで嬉しくなった。
「「「いただきます」」」
今日の夕飯はオムライス。特別手の込んだ料理でもないけど、一人暮らしを始めてからずっと自炊だったので料理の腕は可もなく不可もなくだと自分では思っている。
「美味しいです」
「ありがとう」
そんな手の込んだ料理でもないけど褒められるのは嬉しい。火神は何も言わないがおいしそうにかきこんで食べているところを見る限り問題なさそう。まだ19:00だがご飯を食べ終わった二人を見ると船を漕ぎ始めていた。中身は高校生でも身体が小さくてそちらに引っ張られているのだろう。
「二人とも眠そうだけどお風呂入れる?」
「・・はい、火神くん行きますよ」
目を擦って黒子が火神に声をかける。本来ならあのぐらいの子供は一緒にお風呂に入るべきなんだろうがいかんせん中身は高校生だしな〜と心配しながら風呂場まで見送った。
案の定出てきた二人はもう限界に近くて火神の髪にドライヤーをかけている最中に黒子は寝てしまった。火神の髪が完全に乾いたことを確認して先にベットまで抱っこして連れて行く。寝ている姿に高校生の姿はなく年相応の子供に見えた。戻って黒子の髪も乾かし同様にベットまで連れて行く。優しくベッドに置くと小さくお休みなさいと聞こえた。
「二人ともおやすみなさい」
可愛い二人がいた証を残しておきたくて携帯で写真を撮った。カシャっと小さく音がしたが二人は夢の中。完全に盗撮だがこれぐらいは許してほしい。明日の支度をしていつもより何時間も早く寝床に潜った。思ったより私も疲れていたようですぐに眠りについた。
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