あの花はどこに咲いていたっけ
ワスレナグサ
これも必要あれも必要とカゴにポイポイ投げていく。
「それいりますか?」
黒子がカゴに入った動物の着ぐるみパジャマを指した。
「何言ってんの黒子くん!可愛い子には可愛い服を着させなきゃ勿体ないよ!」
「僕は可愛くないですが…」
「今の黒子くんは十分可愛いと思うよ」
そういえば僕子供でしたね、と苦笑いされた。
「良かったじゃねーか黒子!可愛いだってよ!」
すかさず火神が黒子を茶化すが十分君も可愛いよと言うと俺は可愛くなんかねぇ!と倍の声量で返ってきた。
「さてさてパジャマに肌着、ジャージも買ったしスポーツショップ行こう」
カートを押しながら有名なスポーツショップに入る。
「どれが良いかわからないから自分で良いと思ったのに決めて」
特にスポーツをやっていたわけではないのでどの靴が良いのか何てわからない。むしろ瞬足ぐらいしかわからん。二人はスポーツ選手だし店員を呼ばなくても自分たちで決められるだろうと少し離れた場所で見守っていた。
「どんな靴をお探しですか?」
早速店員が声をかけてきた。
「二人ともバスケットをするのでバスケにあった靴ですかね?」
「お連れさんはおいくつですか?」
「えっと多分1「29.5」」
「29.5ですか?」
私が答えようとすると火神が自分のサイズを答えていたがそれって小さくなる前だろと心の中で突っ込む。
「僕には少し大きいんじゃないかな?」
店員さんが屈んで火神の目線になって答えた。するとすっと現れた黒子に店員は吃驚して今の火神くんは違いますと指摘をしていた。私は苦笑いをしながこの子たちに足のサイズを測ってあげて下さいと伝えて少し離れた。
少したってから二人は自分に合う靴を見つけたようでそれをレジまで持っていって購入した。
「苗字さん、何から何までありがとうこざいます」
「ありがとな」
「遠慮しないでね」
そう言って二人の頭を撫でながら今日の夕飯は何にしようかと食品売り場に向かった。
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