あの花はどこに咲いていたっけ
ワスレナグサ
自己紹介を終えた後、青峰のお腹が鳴った。そろそろ昼食の時間だ。
「じゃあお昼ご飯作るから待ってて」
「私も手伝います」
「やめろさつき」
昼食にとりかかろうと席を立つと桃井も手伝ってくれるという。有難い申し出だったが青峰の静止の声に、そういえば料理が破壊的に下手くそだったことを思い出し気持ちだけ受け取った。私もお腹が空いてきたので比較的すぐできる生姜焼きを作った。テーブルに並べると躊躇いながらも箸を伸ばしてくれて少しは信用してくれたかな。昼食を食べ終えてから漫画を見たいと頼まれる。青峰と桃井も黒子たちと同じ時間軸から来たようでwcを終えた後だった。日付を聞くと一月九日だという。黒子と火神が現れた日と一緒だった。こちらの時間が早くて向こうの時間が遅いのか、それともこちらでいくら過ごそうが向こうの時間は止まったままなのか真相は分からないが時間が進んでいない方が彼らにとって都合は良い筈だ。話は戻ってwcの後なら漫画を見せても問題ないと判断して数冊渡した。
「俺もなかなか男前に描かれてるじゃん」
「格好良い〜!スクラップしたい」
「さつきもやっと俺の良さがわかったか」
「テツくんのことだよ!何勘違いしてるの」
「私はキセキのなかで一番青峰くんがタイプだよ」
「名前!!お前わかってんじゃん」
可愛い顔して桃井もなかなかはっきり言う。そして私はキセキの中で一番青峰が格好良いと思う。美人なのは緑間かな。紫原、黄瀬、黒子は可愛い。赤司は何というか私如きが何かいうのは気が知れる。
「ちなみに一番好きなキャラはまこちゃん」
「まこちゃんですか?」
「花宮真」
その名前を出した瞬間二人が苦虫を踏み潰したような顔をする。
「え、名前さんあの人の何処が良いんですか?」
「性格悪いところ」
「はあ?」
「性格悪い子って何か可愛いじゃん、キュンキュンする」
「お前頭おかしいんだな」
厨二病の君に言われたらおしまいだよ。と口には出さずぐっと堪えた。
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