あの花はどこに咲いていたっけ

ワスレナグサ


「嫌なわけじゃねーけど…」

「僕たちにお金を使わせるのも気が引けますし苗字さんがいいなら一緒で大丈夫です」

お金は別にいいんだけど変な気を使わせたかな?何かごめん。

「じゃあ洋服買いに行こうか!」

そう言って立ち上がった。朝よりは明るくなったものの外はまだどんよりとしていて雨が降っていた。着替えてくるから待っててと二人をリビングに残し軽く化粧をして着替える。

「お待たせー、雨降ってるから車で出かけよう」

「苗字って車持ってたんだな」

「朝の電車が嫌いだから通勤するのに免許取ったの」

「そういえば苗字さんって何のお仕事をされているんですか?」

「昨日辞めちゃったけど保育士してたよ」

「何で辞めたんだ?」

「うーん、大人には色々あるんだよ色々」

特に面白い話でもないし必要性もないだろうと誤魔化した。そんな話をしながら車に乗り込み近くのショッピングセンターに向かった。

天気も悪く平日だろうかあまり混んでいないようで入り口付近に車を停めた。

「じゃあ子供服買って、ボール買って、ご飯買って帰ろうか」

「ボールですか?」

黒子の首傾げる仕草可愛いなおい。

「そう!バスケットボール!二人ともやるでしょ?」

「え、いいのかよ!?」

「勿論いいよ、こっちにいる間暇でしょ」

バスケと聞いてテンションが上がる火神と少し嬉しそうに笑う黒子は天使だった。

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