中に入っていたのは、細く繊細なデザインのネックレスだった。 プラチナの白くて純粋な輝きが、カーテンの隙間から流れ込んだ朝日に照らされ、本当に美しい。 四つ葉のクローバーをかたどったダイヤモンドの集まりが、ネックレスの気品をますます引き立てている。
「これ……は……」
「仕事の帰りに近くの店に寄ったら、それがあったからな」
無表情のまま和久は言うが、どきどきとして、何も言葉を返す事ができない。
「嬉しいけど……どうして……」
「君に似合うかと思っただけだ」
驚きの連続で、思わずネックレスを何度も顔から離したり近づけたりして、子供のようにはしゃいでしまう。
「でも……」
ある考えが頭の中に浮かび、肩を落としてしまう。当然、和久は訝しげな顔をする。
「どうかしたか?」
「いや……こういうアクセサリーは、あんまり私には似合わないかな、って」
「そんなことか」
「人が真剣に悩んでるっていうのに!」
私は同年代の女性よりも童顔で、実年齢よりも幼く見られることが多い。こんなクラシックなネックレスは似合わないかもしれない。
私の心配ごとを聞いて、和久は呆れたように肩をすくめると、私の後ろに立った。