メダリオン

主人公side


こんにちは、僕の名前は「ソウマ」といいます。
小学生をしていましたが、神社の通り道を通って家に帰っている途中で強い風が吹いたと思って目を閉じて目を開けると何故かこの島に辿り着いていました。

ここにも神社があったようでそこの住職さん「アラン」さんという方に「君が選ばれし者」なんだねと言われて神社に招かれた‥‥。
選ばれし者というのは何なのか自分にはわからない首をかしげながら招かれたほうへ行くと神社の祭壇と思わしきものに連れてこられた。


何かを祀っているようで僕は何も知らないが、見えない何かが祭壇の周りを囲っていているようだ。まるで何かを守るように。

アランさんは祭壇の真横に辿り着くと僕の方へ振り向いたまるで中にあるものを取り出せと言っているようにニコニコと「さぁ、どうぞ」と導く。

どうしていいかわからないはずなのに、体は勝手に動いて祭壇の数センチ前の見えない壁のような場所に手を翳して目を閉じる

そして徐に頭の中に浮かんできた言葉を口にする


《我は神々に選ばれし、「メダリオン」の後継者である

ーー私利私欲のために使うのだけではなく、彼の力は誰がためにあり‥‥

他者の真意を見極め、本当に守りたい者たちのために力を使うことをここに誓う》



《PowerPoint》


パァアアアアと祭壇の周囲から光が放たれて眩しい光が島中を包み込む。
すると祭壇に祀っていた小さな祠の扉がひとりでに開き二つのメダルが目の前に浮いて現れる。


「‥‥っ!!」

ちらりとアランさんのほうをみると一度その手メダルを収めると輝きが消えて浮いていた力もなくなり手のひらに重みがでてくる

「‥‥アランさん、これは‥‥一体‥‥」

アラン「やはり、君は選ばし子供‥‥だったのですね」

満足そうに笑みを浮かべて両手をこちらにむけるため一度そのメダルをアランさんの元へ返すと明日より七日後に「メダリオン」の儀式を執り行います。

今日はもう遅くなりますので夕餉をご用意いたします
貴方は、まず身を清めて疲れを癒してください‥‥

一礼をした後メダリオンという二つのメダルらしきものは大事そうに布に包まれて木箱へとしまい込まれた。

厳重に金庫へ保管された後僕は他の従者さんに案内されて風呂場へと向かいどッと疲れていたものをお湯につかって癒したのであった。