ディオから命からがら逃げてくると、私はこれまた美しい女の人の入浴中にお邪魔した。
ディオとはまた違う、美しい髪の色をしているとても可愛い女性だ。
しかもナイスバディ。
ただ見つけられた瞬間にめっちゃ叫ばれてしまったけど...。
バタバタバタバタ!という音がしたと思ったら誰かが走ってきて扉を開ける。
「エリナ!!どうしたんだい!?」
「きゃああああ!!見ないでください!!!」
「!ごめ、ッ!痛ッ!分かった!ごめんなさい!」
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女の人の名前はエリナジョースター。びっくりすることに、あの私が出会ったイギリス人の男の子。ジョナサンの奥さんだというのだ。
私はもう何がなんだかわからない。
「えっと....初めて会ったのが確か...」
「僕が12歳くらいの時かな?」
「まあ!」
ジョナサンはまた私を助けてくれて、きちんとエリナさんの誤解も解いてくれたようでよかった....。
変態だと思われてないといいな。
「ずっと家に帰れないなんてお辛いでしょう....。私達にできることがあったら言ってください。」
「ありがとうございますエリナさん....」
優しいよ。エリナさん。
流石はジョナサンの奥さん。素晴らしい人だと思った。
「でもだとすれば....君はタイムスリップすら出来てしまうということだよ!」
「タイムスリップなんてそんな....」
ジョナサンはすごいと言っているが、私は悩んでいるのだ、単純に。
それを知ってかエリナさんは
「ジョナサン!なまえさんは困っているのです!」と叱ってくれた。
すごく良い人だ。
エリナさんにちょっと叱られて耳をたらしながらしゅんとしているジョナサンも可愛い。
「でも大丈夫です。エリナさん。ジョナサン。あなた達のお世話になるつもりはありません!また次のお風呂場に行ってみます」
「なまえさん....」
エリナさんが眉を下げた。
「お二人でどうか、末長くお幸せになってくださいね」
そう笑顔で言えば、エリナさんは少しだけ頬を染めた。
ジョナサンもすごく優しい顔でありがとうと言ってくれた。
「なまえ、また、もし僕の家にやってきたら歓迎するからね!
君の居場所がないなら、僕達のところへ来ても構わないんだから」
ジョナサン大好き。でもエリナさんの前でそんなことは言っちゃダメだろう。
涙をこらえながらさようならを言った。
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