妖精


「承太郎、何してるの?」

「落ち着け」

「落ち着くから!じゃあ服を脱がさないで!?」

ベッドがギシギシと軋む。承太郎のでかい体が私を追いやって、真っ白なシーツに縫い付けられるように押し倒される。
唯一、自由を許された両足でばたばたとベッドの上で動いてあばれてみると案の定、承太郎は眉をひそめた。

「なんで嫌がる」

「だって、急に」

そう、急に。帰ってきて早々、承太郎が私にぎゅうと抱き付いてきた。
どうしたの?と聞いたらなんでもねぇ、とすり寄ってくる。こんなのは承太郎らしくない。
私は不安になった。
承太郎の背中に腕を回しながら、もう一度だけ優しく「何かあった?」と聞いてあげた。
すると承太郎はたった一言、「すきだ」と言ってキスを落としてくる。
これには私も参ってしまった。

承太郎がベルトのバックルを外すと、外からの見た目以上のものが現れる。
いったい承太郎のこれだけは、受け入れる側のことをまったく考えてはくれない。
そうこう考えているうちに承太郎に引っ張られる。ひいひいと言っている私を知らんふりして承太郎は秘部にそれをあてがった。

「ひ、っ、や、あ、ああ」

ナカをぐいぐいと押しながら承太郎の太くてずっしりとした熱い肉棒がはいってくる。
すっかり根本までいっぱいに咥えると、奥が、くちゅ、と擦れているのがわかる。

「は、はあ、承太郎、んっ、!んん!」

「は、」

名前を呼ぶと、返事をする代わりにキスをされる。
うっすらと目を開け、苦しそうに、それでも気持ちよさそうな承太郎の表情を盗み見てきゅんとする。

快感は段々と大きくなり、電気のようにびりびりと背中に走る。

「っ、きも、ち、」

意識がフワフワとして、ナカで暴れる承太郎のそれがさらに大きく固く感じられた。

「あ、っ、ぁ、も、やぁ!イッ、ちゃ」

「っ、」

大きく息を吐く。承太郎の顔が歪むところをしっかりと目に焼きつけてしまって、私はまた奥のほうがきゅう、と締まるのを感じた。

「は、....承太郎...」

「なまえ」

名前を呼ばれて、腕に力を込めた。
何も言わないけど、承太郎には時々こういうことがあるのは昔から。
きっと何かあって、それを私にうまく言葉で言えないのだろう。

「今日は一緒に寝よう?」


だけど承太郎は優しい。
私がちゃんと分かってるから大丈夫。


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