memo

※七海と付き合ってる前提で総受けまでは行かないけど総構われ風味。
好意抱いてる子もいる

釘崎

釘崎さん危ない、の声と共に引き寄せられて、気付けば腕の中にいた。遠くでパリンと何かが割れる音がしたような気がしたけれど、そんなことよりも正直、はっきり言うと頼りない印象を抱いていた細身の男が、存外しっかりした力で腕を引いたことに驚いた。ていうかめちゃくちゃいいにおいするな、と思っている間に気付けば体は離れていて、ついで顔を覗き込まれる。不思議そうな顔をしているあたり、何か話しかけられていたのかもしれない。大丈夫?引っ張ったの痛かった?なんて、心の底から心配した表情を浮かべるその大人の善性を、担任にほんの少しでも分けてやってほしいと思う。大丈夫よ、と告げると、普段よりは未だに近い距離で長い睫毛が伏せられて笑顔を作る。顔がいいってこういうことを言うんだろう、眩しげに顔を顰めると目の前の男はまた不思議そうな顔をして、夜蛾先生に文句言わないとなあと床に散らばる蛍光灯に視線を落とした。