任務を終えて帰宅する。今日は日中暑かったこともあり、たくさん汗をかいた自覚があった。ので「おかえり」と声をかける彼から少し距離を取って、荷物を置いて風呂場へ向かおうとした。けれどそれを不思議に思ったのか、どうしたの?と近付いてくるものだから、率直に汗をかいたので、と伝えると更に距離を詰められて思わずのけぞった。
彼は胸元に顔を寄せると、あろうことかすん、とその形の良い鼻を鳴らした。そして胡乱げに目を細めると「ほんとだ、あせのにおい」と言いながらふふ、と笑う。思わず誘ってるんですかと口走ると、彼はまたふふ、と笑った。