memo

※七海と付き合ってる前提で総受けまでは行かないけど総構われ風味。
好意抱いてる子もいる

七海

夜明けまで続いた闘いが明けて、彼は怪我人の処置を終えて。帰宅したのは互いに昼頃だった。ソファにぼすんと腰を下ろした己の隣に、控えめに腰を下ろした彼は、まず細い小指を投げ出していたこちらの指に絡めると、膝を抱えた。それからしばらくして、怪我しなかった?沈黙が支配する部屋に、ぽつりと小さな声が落ちる。かすり傷程度です。と答えると、そう。とぽつり。またしばらく沈黙が続いて開かれた唇が五条がね、と言った。五条が夏油のとどめ、刺したんだって。どんな感情で発せられた言葉なのか、いまいち汲み取れない声色で、彼が言う。抱えた膝に顔を埋めながら、大きなため息をひとつ。掬い上げられなかった命を悔やんでいて、それでいて、その原因であるかつての級友を、呪えないでいる。そんな葛藤が、絡んだ小指にこもる力から滲んでくるようだった。
冷えたその指が、手が、少しでも暖まるように包み込む。伏せられたままの頭がこてんと傾けられて、体重がかかった。
七海が生きててよかった。と小さく漏らすので、無事あなたとまた会えてよかったです。と言葉を返した。