歌姫先輩。と背後から呼ぶ声の、なんと愛らしいことか。五条にムカついていた心が一気に安らぐようだった。硝子とはまた違う癒しである。振り返るとそこにある顔がまた癒しをもたらす。 あんたはかわいいね…と思わず言うと不思議そうに首を傾げた後に歌姫先輩の方がかわいらしいですよ。と瞳を細らせて笑う顔が眩しくて、思わず陽の光を遮るように手をかざしてしまった。