ハッピーなサンデー

月曜日が嫌だと駄々をこねる私の背中を優しく撫でながら「きみはがんばり屋さんだからね」と甘やかすようなひどく優しい声で囁くワタルに、ずっと一緒にいたいと少しだけ甘えることが出来てしまう日曜日の夜は、本当に罪深い。翌日のことを考えると憂鬱になるのに、その広い胸に顔を預けてしまえばあっという間に幸福に包まれてしまうので、自分の単純さに呆れながらもあたたかな時間を過ごせていると思う。
広くてぶあつい胸板に額を寄せて、背中に回される丸太のように力強い腕に引き寄せられて、甘えるようにワタルの名前を呼ぶ。何度呼んでも何度だって返事をしてくれて、その度にゾクゾクとしてしまうくらいに甘く名前を呼ばれてしまって、明日は平日で仕事に行かなきゃいけないのにドキドキしてしまう心臓は落ち着いてくれそうになくて。

「今度の休みだけれど、きみに合わせようかと思うんだが」
「え?」
「一日ゆっくり、きみと過ごしたいと思ってね」

思わず上げた顎を掬うようにして温い唇を押し当てられる。そんな熱っぽい視線を向けられたら、余計に落ち着かなくなるじゃあないですか。