ここがわたしのあたらしいほんまる








柴浦さんに送り出された私たちの目の前には、洋館がドンと構えていた。


「おおっ? こりゃあ、まっことすごいねや……こがなもん初めて見るぜよ!」
「うん……私も。こんな造りの本丸、初めてだよ」



おや、と思って周りを歩けば、洋館の奥には和館が繋がっていた。
そして、その奥には日本家屋の離れがある。
柴浦さんから渡された地図によれば、洋館には洋室の執務室と応接間、
和室の大広間にどちらか選べる(なんとも便利なことだ)部屋が幾つかあるそうだ。
そして和館は全て和室であり、各男士の部屋として使うと良いと書いてある。


審神者である私の私室は離れだった。
理由としては、主たる審神者は一番奥にいるべきであることと、
男士が簡単に入れないようにするためだそうだ。なるほど。


鍛刀炉のある建物と離れは渡り廊下で繋がっており、
そこと手入れ部屋は資材置き場を挟んで繋がっている。



前の本丸とは全然違う造りに、きっと柴浦さんが気を回してくれたのだろうと考えた。
彼は本当にいい人だ。


そして一通り歩き回って見た私と陸奥守は、一番手前の洋館に戻って来たのである。




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