たよりになるふたり








辺りを見る。打刀の陸奥守が1人と、短刀の彼らが4人。
そろそろ良いかな、と、あの時も黄金レシピと言われていた55/66/76/55で回す。


2:30と表示されたそれに、誰だろう、と思いつつも
太郎太刀が来たりしないかな、なんて考えていた。
前の本丸で顕現した時以来、その眼差しが好きだった。




やはり札を使って時間を短縮して現れたのは、黒塗りの大太刀。
まさかと思いながら手に取れば、それは光を放って金の装飾が綺麗な赤い大太刀へと変わった。
みんなに手伝ってもらいながらそれを鞘から抜いた。




「…おや。現世に呼ばれるとは。私は太郎太刀。人に使えるはずのない実戦刀です」




桜の花びらの中現れたその巨体は当然よく見知ったもので、
それを見た私は思わずあっと声を出してしまった。
おお!大きい!と彼を見上げる男士たちにハッとして意識を戻すと、太郎太刀に挨拶をする。
よろしくお願いします、と言ったその表情は思ったよりも優しくて、やはり泣いてしまった。
今日はやたら泣いてしまうから、明日になったらきっと私はカラカラだ。





次に同じ配合で回したら、来たのは加州清光だった。


彼は友達のように接していた間柄だっただけに旧友に再会したような感動が私を襲った。
よろしくお願いしますと言えば、うんよろしく、と返ってきた。
それだけでも嬉しかった。


しかし彼を見た陸奥守と、陸奥守を見た彼の目を見た私は
これは二人で話す時間が必要だな、とやはり思ったのだった。






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