七武海な桃鳥
「厨房は楽しいか?」
「うん、みんな良い人だから」
お茶を入れて、久しぶりにゆったり過ごす時間。特に何を話すわけでもない、今まで通り。ドフラミンゴは新聞に目を通しながら〇〇にすり寄り、〇〇はお菓子をつまんで海を眺める。
「ドフィ、お仕事はどうだったの?」
「…まぁまぁだ」
「そう、よかった」
深くは聞かなかった。海賊のする仕事って何?なんて、野暮な質問はしない方がいい。
ちらりとドフラミンゴに視線を向けると、少し険しい顔をしていた。
「そういえば、カモメのマークのお手紙が届いてたよ」
「カモメ?そりゃあ海軍だ」
手紙を手渡すと、雑に封を切ってすぐに目を通して、眉を寄せた。
「会議か…招集かけたって、誰も来やしねェのに」
「海軍?」
「フフフ、ちょうど良い。今日はこの世界の勉強をしようか」
こくりと頷くとドフラミンゴは地図を広げた。
ローからこの世界の事は大体教わっていた。特に、四つの海の事と、グランドラインの事はきちんと聞いた。海にはすごく大きな怪獣みたいなものが住んでいる事も、季節がぐるぐる変わる事も。
ドフラミンゴから教えられたのは、海軍の事。海軍が海賊を取り締まる。それが原則だが、七武海だけは海軍に海賊行為を許された海賊。
「ドフィは、その七武海なの?」
「そうだ。だから海軍は敵というわけじゃねェ」
「その口振りだと、味方っていうわけでもないみたいね」
ドフラミンゴは悪戯を思いついた子供のような顔をした。
「会議、いくか?〇〇チャン」
「誰も来ない会議に行くの?」
「フフフ…暇つぶしだ。途中で島でも寄ろう。こっちへ来て初めての陸、行きたくねェか?」
〇〇は行く、と頷いた。
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