sweeter than sugar your cheeks


古い古城の応接間には、中身のない金色の大きな額縁がぶら下がっている。
元の持ち主の絵でも飾れていたのか。モップを杖にしてなんとなく眺めていると、個性的な笑い声
「ホロホロホロ・・なんだぁ、なぁにみてんだ?」
ちょっと口の悪い可愛い子。
「この額縁には何が飾られていたのかなって」
私の目線を追い、同じ額縁を見上げた。
室内だから日傘は差してない。最近買い物で買った黒のワンピースはよく似合っている
私は色違いで白を勧められてそのまま買った。可愛い。さすが
「ふーん」
興味なさそうな声を出しながら見上げる。
モップを杖から元の動きに戻す。ゾロくんとミホークさんは先ほど外に出られたばかりだ。
掃除を終わらせて雑草でも抜きに行こうかな
「こんなにでっけぇ額縁なら、モリア様の全身だってイケるんじゃねぇか」
嬉しそうに想像してる。彼女の船長さんは頂上戦争後姿を消した。らしい。ミホークさんと彼女の会話から聞き取れた。詳しくは知らない
大剣豪を前にしても剣の一つも知らない私には、彼女の世界は未知な物が多い
剣捌きひとつ知っておいた方がいいかと思い、ミホークさんにお願いしたけど。要らないって言われた。体力ないしね。困ったら飛んで逃げる
ホロホロホロと特徴的な笑い声を出しながら、薄ら見えるたらこ唇のかわいい幽霊たちを2、3人出す。
「相変わらず、かわいいね」
触れたら半日ネガティブになるから、触れない。前にうっかり触れてしまったというか、事故で体をすり抜けてしまった。
元々ポジティブじゃないから、一層深いネガティブになってしまって自殺までしようとするからミホークさんが本気で止めて、彼女に説教していた。彼女は正座して泣きながらミホークさんの説教を聞いてて。立ち直った私はなんだかそれをみてまたネガティブになって。と一日中こんなサイクルがあったから絶対触れない
幽霊ちゃんたちもペローナちゃんとリンクしているのか私を通らないように近寄らないようにしている。
私に褒められた幽霊ちゃんたちは彼女の周りを嬉しそうに飛ぶ。
「だろ?私は可愛いものしか興味ねぇんだよ」
ペットを褒められたような嬉しさを出すペローナちゃん
「ペローナちゃんも可愛いもんね」
「ハン。あたりめぇだろ」
ふふんと鼻息を漏らす。かわいいなあと口を緩めながらモップをしまう。日焼け防止の服を羽織って、麦わら帽子をかぶる
「なんだぁ、草刈りか」
「うん。あと、お昼ご飯と夕飯の調達」
作業道具を持って庭に出かけると、ヒヒたちが集まってきた。おはよう、朝ごはん食べれた?
「じゃあ、今日もよろしくね」
私の掛け声でヒヒたちも草刈りの手伝いをしてくれる。軍手をして草を刈っていると
「おい、そろそろ休憩しねぇと倒れるぞ」
ペローナちゃんが声をかけてくれた。お水を石垣に腰掛けながら飲む。
つぶらな瞳がこちらを向くから、何事かと首を傾げながら見つめ返す
「働きモンだな、てめぇは」
「そうかな」
「おまえはら可愛いんだから、城に閉じこもって居ればいいのに」
「んー、でも。住まわせてもらってるからなぁ」
「あいつは何も言わねえだろ」
「ミホークさんは優しいよ」
「ハン。鷹の目をそんな風にいう奴なんてお前だけだよ」
ちょっとやっぱり突っかかる彼女。それもまた可愛い
「ミホークさんは優しいし、ゾロくんは応援したくなる。ペローナちゃんは可愛いし。今の4人で過ごしてるの、好きなんだけどなぁ」
私の呟きにちょっと頬を膨らます
「なんだぁ。私だけでもいいだろ」
なんだ、嫉妬かな?それとも、独占欲?かわいい
「お買い物は、ペローナちゃんとが一番楽しいよ」
特別が嬉しいのか、そうかそうかと特徴的な笑い声を出す。
相変わらず可愛いペローナちゃん
「私のためにパンケーキの飾り付け頑張ってくれるのもかわいいし、服をお揃いにしたがるの可愛い。つまみ食いしにきて感想言ってくれるのも可愛い」
私は可愛いからな!と笑う彼女に微笑んで
「そうやって、自分を愛せてるペローナちゃん。かわいいよ」
バレないように頬が自分の髪色と同じピンク色に染まる。可愛いんだから。



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