海底監獄 Lev3の飢餓地獄であっても職員にはきちんと食堂でご飯が食べれるもので。遅めではあったが今日も美味しくいただいた。今日はメインがデカかったなとお腹を軽くさすりながら巡回していれば、監獄内からヤジが飛ぶ。
お腹空かせてるのにお腹いっぱいの幸せな演出をして申し訳ないが、それくらいのことをしたのだからここにいる。それをわかってないんだから、困っちゃう。ため息ひとつ、相手にするのも面倒だ。横目で見て退屈そうに通り過ぎるとまた怒る。なんだってんだよ。暗い監獄なのにサングラスを強要されて、見えるも何も見えねえんだよ。いや、見えない方がいいのか?
「あらぁ、見ない顔ねぇん」
特徴的な言葉を話す彼?彼女?クロコダイルの元部下だったよな。海楼石が音を立てる。
「昨日までLev5だったよ。久しぶりの移動」
軽く声をかけてやれば、顔がみえる。丸い赤点の頬に目下には青い模様。オカマ口調ときたら、濃いキャラだ。こいつが何したかなんて知らないけど、クロコダイルの部下ならば気を張るべきか?
「あらぁ、やだ。出世道ハズレたのぉ?」
「失礼な。下に行くより上の方が安全」
なんてことをと伝えれば、ごめぇん。と謝ってくる。いいやつなのか?
「そのままLev6に行くものと思ったわ。上に上がることもあんのねん」
「僕は上がいい」
大きな目をぱちくりするから、そんな不思議なこと言ったかと首を傾げる。みんな誰だって下に行きたくないだろ。ましてや、マゼラン署長もいる。毎日ガスマクスはキツイ。
「あらぁ。もしかして、コッチ?」
左手を立てて頬につける。違う、一人称が僕なだけ。首を張れば、つまらなさそうな顔。失礼な
「なんなら、君が下に行くか?」
推薦するぞ、なんて脅せば
「じょーーだんじゃないわよー!Level6なんて!人が行くところじゃないわ!」
海楼石をジャラジャラ音を立てながら身振り手振りで拒否する。うるさい、色々と
「君の上司に会えるだろ」
「彼は素敵なパートナーだったけどぉん。今は、違うのよん」
人差し指を左右に揺らして否定してくる。鬱陶しい。
「よく見たら、綺麗な顔ねぇん。食べちゃいたいわ」
どっちの意味だよ。と笑ってやればこいつも笑う。なんだよ、楽しいやつだな。昼食が少し正午を超えたのは監獄内での喧嘩の決着がついて後片付けしてたからびしょびしょになったグローブを乾かしながら食べてた。はめると右手だけまだ湿ってる。グローブを気にしながらこいつの会話を聞く。お前を捕まえた麦わらがエニエス・ロビーで大暴れだとよ。なんだよ、友達かよ。たまに会話が成り立つ海賊に会えるからバレない程度に会話することがある。こんな穴蔵に籠ってんだ。航海の話は面白い。ここは特に食べてないだけだからな。まだ元気な方だろう。ここには獄卒獣もいないしな。あいつらちょっと可愛い見た目してるくせに怖いんだよ。この前なんて挨拶したら懐かれて棘に刺さった眼球見せにきやがった。フザケンナ
「ずっとここなのぉ?」
どうだろうな。わからないよ、ここにいたいけど。どうやって作ったかも謎な監獄には上にいたいものだ。暗闇で活躍できる自分の能力のおかげで上には中々あげてくれない。今回はイレギュラー。2人海賊に殺されたから。1人は監獄から手が伸びて捕まりそのまま柵に何度もぶつけられて脳汁が飛ぶくらい損傷からの死亡。掃除に駆り出されたけど、ホースを巻きながら歯とかどっかの血管そのままなのを見て食欲失せた。
「次は、Level6じゃなぁい?」
ちょっと冗談キツイ。笑ってやればこいつも楽しそうに笑う。ボスによろしくなんて、やめろよ。現実になっちまうだろ。