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「ここが中心地なんだね…。」
「そうですね。…っ!そろそろ時間になります!」
時間になったとたんに、三人の目の前が砂で覆われ目を開けていられなかった。そして風が収まり目を開けた時には敵のボスが立っていた。
「やっほー。時間通りに来てくれたんだねーえらいえらい。」
そして、実花は質問していった。
「あなたの目的って何なんですか?」
「目的?そんなもん決まってんじゃん。この世界を新しく作り直すんだよ。何今更なこと聞いてるの?」
そういったとたん顔に笑みを浮かべた。
「何をっ…何をそんな笑顔で言えるんですかっ!この世界を壊すなんて!」
「そう?僕だって中途半端な気持ちで言ってるわけじゃないんだよ?ここまで来るのに何年かけたか…。」
そういい、相手のボスの自分語りが始まりそうになった瞬間、ここの四人のところに強風が吹いた。
「きゃっ…何この強風!」
「とりあえず、この風吹きやむまで耐えて!」
そう言葉を交わして風が吹きやんだ時、目の前の土地の形が変わっていた。
「なにこれ!?形変わったよね!?」
「さっきまで普通の街だったのに…。」
そう。先ほどまで街でコンクリートだったり、緑が少ない風景だったが、いきなり自然豊かな風景に変わっていた。
「せっかくの戦いだからねーどうせなら大きくドカーンと行ける方がいいよねーと思ったからね。」
と言って、風景を変えた理由を軽く話した。
「そしたら、行きましょうか!最初で最後の戦いをね!」
そう相手のボスが元気よく言った瞬間戦いの火ぶたが落とされた。