12.New system.

ボーダー隊員が増えてきた。

それを機に隊を組もう!みたいな制度が出来た。

先駆けとして東さんと二宮さん、加古さん、そして三輪くんの隊が作られた。

「んん〜、チーム戦闘ね。」

「ああ、忍田さん言ってたな。なんだ、名前も興味あんのか?」

模擬戦やろうぜ〜と声を掛けてきた太刀川さんに一人言を聞かれた。

まあ、兄みたいなとこあるしいいか。

「いや、逆。そんなの義務付けられたらやりにくいなと思って。」

「何でだ?楽しそうじゃん。」

気楽なもんだ。

ぶっちゃけ、私のサイドエフェクトは集団戦闘向きでは無い。

それはら私のサイドエフェクトが熱源の大きさや動きが空気中を伝ってそれを元に判断しているからだ。人が増えるとその分判断が難しくなる。

それにその動きが敵や味方どちらかの判断が難しい場合、好きに動けない。援護も愚か反撃が難しいだろう。

サイドエフェクトと私の性格的に、個人戦闘向きなのだ。

「ああ、名前集団戦闘向いてないもんな。この前味方なのに誤射されたの忘れてたわ。」

私が言う前に気づいてくれた。

先日、太刀川さんの提案で私と太刀川さんチーム対風間さんと二宮さんチームで模擬戦をしたのだ。

シューターとして死角から援護したつもりが、敵だと思ってた人が太刀川さんだった。

結局私の居場所がバレ、二宮さんに死角から撃ち込まれて私は落ちた。

「でも、オペレーターもつくらしいから、レーダーとかあれば少しは集団戦闘も出来んじゃねえの?」

「何それ、聞いてない。それなら集団戦闘出来そうじゃん!」

私が期待に胸を膨らませていると、太刀川さんが、

「すまん、適当に言ったことだから本気にはすんなよ。」

と言ったので、一気に落胆した。

「そう言えば名前、この前嵐山と一緒に訓練してたけど、もしかして今度は銃手やるつもりか?」

「うん。てか、見てたんだね。万能手を目指すんだ〜!」

「おいおい、たまには孤月も使えよ。忍田さんが寂しそうだったぞ。」

「え、うそっ、そういうの早く言ってよ!今日手合わせしてもらおう。」

そんなふうにルンルンしていると、太刀川さんが質問してきた。

「何で色んなポジションやってんだ?」

「ふふ、忍田さんの役に立つため。」

嬉しそうに私が笑うと、あそう、と少し気味が悪そうに太刀川さんが去っていった。

失礼が過ぎる。

桐ちゃんが助けてくれて、忍田さんが拾ってくれた。


あの日から私が生きているのは二人を守るためだ。