あの時はまだ男の子だったんだ。と思えるほどに今の迅くんは男の人になってしまった。
二人とも息を弾ませながら、何度も互いの唇を合わせて、口の端からどちらのものか分からない唾液が垂れるのにも全く気にもせず、ひたすらに求めあっていた。
あの頃よりも大人なキスをして、大きな手で服の上から私の胸を触って、口から首筋へ丁寧に唇を寄せる。
付き合ってもいないのに、こんな事をして、いけない事をしているはずなのに、優しく確かめるみたいに私に触る迅くんが可愛くて、迅くんの髪の毛を両手で撫でる。
すると、それに気づいた迅くんが何?と言うように顔を上げる。
目がかち合って、その瞳の色があの頃のままでなんだか安心して笑ってしまった。
それが気に食わなかったのか、少し拗ねたような顔をして私の服を脱がせにかかった。
「…凄っ、」
「え、何…?」
私を上裸にしてブラを取り払うなり、そんな事を言うので恥ずかしさよりも不安が募る。
「あの時も思ったけど、苗字さんって着痩せするタイプだよね。」
いきなり真剣に言うので、何を言われるのか身構えていた私は拍子抜けしてしまった。
「…いや、普通でしょ?」
「全然、ていうか下着の跡ついてんじゃん。サイズ合ってないんじゃないの?」
あまりにも心配そうに言うので、思わず吹き出してしまう。
「っふふ、あははっ、迅くん変なの〜!」
やっぱり私が笑っているのが気に食わないらしく、先程までと表情が一変して、怖いくらい真剣な顔で押し倒された。
ソファでもベッドでもなく、カーペットが敷いてあるだけの床なので少しだけ痛かった。
「…さっきから余裕そうに笑ってるけど、俺達が今から何するか分かってる?」
「うん、私を大人にしてくれるんでしょ?」
そう言って首に腕を伸ばせば、迅くんの顔が近づいて来て、今度は触れるだけのキスをした。
そして残りの服を全部脱がせて、私だけ裸にされてしまった。
さすがに恥ずかしくなり、迅くんの服の裾を引っ張って脱ぐように促すと、ニヤリと笑ってえっち、と言いながら脱ぎ出した。
えっちな事する癖に何を今更。
脳内でツッコミを入れて、パンツだけになった迅くんに抱きつく。
「寒いんですけど、」
「…温めてあげますよ。」
抱きついたままの姿勢でまたキスをして、ぽかぽかとしてきた頃に迅くんの手が下へとおりてきた。
私の太ももを摩って足の付け根まで手を這わせると、焦らしているのかずっと内もものあたりを触っている。
擽ったいのがだんだんともどかしく思えてきて、私だけ息が上がっているのも相まって、興奮してしまう。
「んん、迅くんっ、」
我慢できずに名前を呼べば分かっているくせにどうしたの?と首を傾げる。
「…触って、?」
恥ずかしさでいっぱいになりながらも、頑張って口に出せば、どこを?と返されてしまう。
これ以上言葉にするのは恥ずかしすぎて、考えあぐねた結果内腿を執拗に撫でていた迅くんの手を私の秘部へと誘導した。
「っ、ほんとに大胆っ、」
「んあっ、んん、」
誘導した手は優しく、しかし確実に私の気持ちいい所を擦りあげる。
その刺激に耐えられず、もう達してしまいそうになる。
「っ、…あ、迅くんっ、んんー、」
「っはは、イクなら俺のでイッてよ。」
寸前のところで止んだ刺激に不満の声を漏らせば、迅くんはパンツから硬くなったモノを出して脱ぎ捨てたズボンのポッケからコンドームを取り出して取り付けた。
今日は、最初からヤるつもりだったのか…。
なんて頭のどこかで考えつつも、早く気持ち良くなりたくて物欲しそうな目で迅くんを見つめる。
「苗字さんが、動いてよ。」
そう言って、私に膝立ちさせて焦らされて濡れている秘部に先端を当てつけた。
返事をする理性なんて残ってなくて、迅くんの肩に手を乗せてゆっくりと腰を落とした。
「はぁ、ん、っあぁ、あっ、」
「っ、っは、あ、、」
想像以上の快感に口からはだらしない声が漏れる。
迅くんも気持ち良さそうだ。
奥まで入ったので、少しだけ息を整えようとするも、そんなのお構い無しに迅くんが下から突き上げた。
「っあ、まっ、て、んや、ぁあっ、」
「さっき、は、っは、焦らしちゃった、から、ね、」
そう言って楽しそうに奥を突いてくる。
その刺激が全身を駆け巡る度に、肩に置いていた手に力が入る。
同じ速さでいい所を突かれて、だんだんと体に力が入るのが分かった。
「っあ、もっう、いっ、ちゃうっ!」
「っは、っは、そう、いいよっ、」
そう言って迅くんは私の唇に吸い付いてきて、舌で私の口内を犯してくる。
下から突き上げられる快感とキスの刺激が私を限界へと追いやっていく。
もうイってしまいそうで、口を離そうとするが、迅くんの両手は容赦なく私の耳を抑えて離さない。
両耳を抑えられたせいで、キスの音が反響して、気持ち良さと恥ずかしさが私の脳内を犯した。
今まで感じたことの無い快感に声にならない声が出て、膣がビクビクと痙攣しているのが分かった。
その刺激に私の中に居た迅くんのものが震えたのを感じて、迅くんもイッたのが分かった。
全身を怠さが襲って、私は迅くんに雪崩込む。
迅くんも疲れたのか、私を支えながらも倒れ込んで、私をもう一度抱きしめた。
「っ、苗字さん、まだ、中動いてる、」
「っ、っは、ごめっ、ん、気持ち、良すぎて、っは、あっ、」
「…ごめん、、勃っちゃった。」
さっき出したばかりなのに、私の中でまた硬くなって、私は恐怖を覚える。
「っ、むり、もっ、むりっ、」
涙目で訴える私をニッコリと笑って押し倒してくる迅くん。
まるで悪魔のようだった。