遠ざける為に言った言葉は彼に届いただろうか。
届いたとして、彼の中でどうゆう風に解釈されたのだろうか。
誰も居ない家の私の部屋で私は幼馴染に押し倒されている。
たどたどしくて頼りない手つきで、ささやかな両胸に手を這わせている。
変態オヤジとは全く違う手つきで、優しい幼馴染になんて事をさせているんだろうか。という罪悪感から涙が零れそうだった。
「…やっぱり、やめよう。」
私の表情に気づいたのか、彼は手を引っ込めて申し訳なさそうに笑った。
今更やめた所で元の関係に戻れるわけないのに。
それなら進んでしまった方が楽なのに。
その思いは口から出る事無く、私は悪態しか取れなかった。
「…臆病者、偽善者、意気地無し。」
「…」
「全部准にピッタリ。」
にっこりと笑って酷い事を平気で言う女に、どうしてそんなに優しく出来るのだろうか。
私の汚い所を知られた以上、引き下がれる訳無かった。
今度は私が彼を押し倒して、彼のズボンに手を這わせて男のモノを摩りあげた。
「…っ、な、」
直ぐに驚きの声を上げたが、それは徐々に硬くなって苦しそうに布地を押し上げてきた。
ジッパーを下ろしてパンツから出してやれば、元気に勃ち上がったモノがある。
迷うこと無くそれに口を這わせ、汚いから!と制止しようとする彼の手をやんわりと払って口の中に含んだ。
「っは、あ、」
苦しそうに声を上げて、目を瞑って刺激に耐えている。
そんな彼の手は無意識か、私の頭を撫でていた。
暖かくて優しい手。何度この手に励まされ、救われてきただろうか。
私と准ではひととなりが違いすぎる。
自己肯定感を高めるためだけに好きでもない大人と交わる私と、良心に従って人のために動ける准。比べるのも烏滸がましい。
そんなことを思いながら准のモノを執拗に責め続ければ、私の頭を掴む力が強くなっていった。
「っ、名前っ、もう、でっ、」
限界が近いのだろう。苦しそうにしながら私の口から自分のモノを引き抜こうとする。
「っ、名前!!」
准の思い通りになんてしてやらない。私の汚さを解らせてあげなければ、優しい准は気づけないから。
懇願するように名前を呼ばれたが、奥に当たるモノを包むように喉を締めてやった。
「っ、っあ、っう、んん、」
散々変態オヤジに仕込まれた甲斐あって、准は私の口に吐精した。流石多感な時期の男の子だ。勢いよく出た精子に噎せかけたが、何とか堪えて尿道口に残る精子を吸い取った。
「っ、っあ、」
強すぎる快感に眉を顰めて少し苦しそうだ。
綺麗に舐めとって口の中に広がる苦いモノをゴクリと飲み込んだ。
しばらく放心していた准は私の喉の音で我に返ったのか、みるみるうちに顔色が悪くなり私の両肩をつかんで声を出した。
「…の、飲んだのか…?」
「…うん。」
「…なんて、事を、」
さっきまで火照っていた顔色は今では真っ青だ。その変化と言動が私の中でツボにハマってしまって、私は大爆笑した。
「…何笑ってるんだ。」
「だって、准、面白すぎっ!」
腹を抱えて笑う私を見て、最初は怒っていたが、准は安心したように笑っていた。
「…やっぱり、名前は綺麗だよ。」
「…なんだそれ。」
14歳、“ただの幼馴染”が“セフレの幼馴染”になった。