10話


今泣いたデブがもう笑う

@
やっぱりリコの行き着く先にはいつだって竜胆くんがいます

A
竜胆くんはリコが思っている以上にリコに対してのクソデカ感情を募らせているので、逆に竜胆くんの方がもうリコを手放せないです。リコは地に足のついていない風船のようなもので誰かが手を握っていないと風に攫われてしまうので、竜胆くんはこれから苦労すると思います

B
わりと本当に運が悪いというか後先省みないというか猪突猛進というか、リコは誰かのために命を投げ出したという意識もなく人を救うための盾になれるので、どの未来でも竜胆くんとの約束を破って死んでいきます。後は何もしてなくても勝手に問題が体当たりしてきて巻き込まれるタイプです

生き残る未来の方が多いぐらいですが、マイキーから色々なものを奪おうとしている稀咲にマイキーを暴力で止められる抑止力その一だと知られると高確率で殺されます。もしくは稀咲に殺される運命だった誰かを庇って死に、その誰かも死ぬという最悪な未来を呼び寄せます。悪気は無いです

大抵死に際に竜胆くんの腕の中で「私のことは忘れて他の人と幸せになって。誰かのことを幸せにしてあげて。真っ当に生きて」などと言って死ぬか、もしくは竜胆くんが駆け付けた時には既に死んでいるかなので、前者だと竜胆くんはリコの残した一方的な約束を全て破るような生き方をすることになります

「リコが最初にオレとの約束破ったのが悪いけど、それはそれとしてリコの遺した約束は全部破るからオレが死ぬ時は殴りに来て。オレを迎えに来て。せめて死んだあとぐらいそばにいて」ということです

梵天はまさにこれです

C
梵天の軸に至るまではもう決めてるんですが、本編で触れる予定のためあまりネタバレしないようにしておくと原作通りマンジローのまわりからは大切な人が軒並み消えます。原作で黒い衝動を抑えられていたのはこの三人のおかげ、と名前をあげられたうちの一人は生き残っている予定ですが、一緒にいません

D
もちろん竜胆くんがリコを失ってダメになるようにリコも竜胆くんを失えばダメになります。ですがリコの場合は竜胆くんを失っても他に大切な人たちがいれば頑張れろうとするので、リコを潰したければ初手で竜胆くんと兄を殺すか、他を全員殺していったあとに最後に竜胆くんと兄を殺すかしかないです

上記のふたつだと完全におかしくなるので全身に竜胆の花を彫って死んだように生きていくかと思います。生き残った蘭ちゃんやマンジローが死ぬことを許さないので、まさに生き地獄です。このルートだとガリ子にマンジローを止める力も気力もありません。タケミチくん頑張って

本編はもう完全に竜胆くんルート固定なんですが、竜胆くんと兄が死んで完全に頭がおかしくなれば蘭ちゃんルートの共依存心中エンドに繋がる可能性が高いです。でも本人たちが姉と弟だと認識しているマンジローとのルートの方が地獄感はあがるな、とは思っています

E
ルート分岐的な話でいくとどんな未来になっても九割は竜胆くんルートを辿りますが、竜胆くんと兄を失ってガリ子がおかしくなれば蘭ちゃんルートとマンジロールートは開きます。歌舞伎町の死神ルートもなくはないですが、この場合蘭ちゃんとマンジローも死んでいるので本当にありえないルートです

竜胆くんと兄が死んでおかしくなったガリ子に死んで逃げることを許さず無理矢理引き止めるのは蘭ちゃんとマンジローだけなので、自分を引き止める誰かが居なくなった瞬間にガリ子は死を選びます。なので歌舞伎町の死神はあるようでないしないようであるルートです

F
稀咲に関わると死ぬ確率があがるということはまあそういうことなので、次回からの原作乱入ぶち壊し編はガリ子が勝手に原作に乱入して勝手に稀咲に目を付けられて勝手に最悪な未来を回避していく話になります。そこも含めてぶち壊し編です

本編はハッピーエンドで終わるので安心して見ていただきたいです。原作の進み具合にもよりますがこのペースで書いていると恐らく原作22巻あたりまで書いて第一部完結という形になります

G
ガリ子は竜胆くんという永続バフ兼行き着く先兼いとしい人を手に入れましたが、逆に常にフルスロットルで暴走をする事になるので今後ブレーキ要員たちはかなり苦労するかと思います。一言でリコを止められる竜胆くんは基本的に「やられるぐらいならやれ。殴られるぐらいなら殴れ」の姿勢なので

H
「今泣いた〜」後ですが、リコと竜胆くんはお互いのことが好きだし、好きだと伝えるし、相手も自分を好きだと理解していますが別に付き合っていません。竜胆くんは唇以外ならセーフ理論でキスしまくりますし抱き締めますし露骨な発言をしますがリコは「スキンシップが過激なんだな……」と思っています

竜胆くんはそんなふうに意味のわからないところで鈍感になるリコに「そういうところも可愛い〜! まあ自分以上にリコが夢中になる男が現れる可能性ないし暫くこのままでいいや」と思っているので、二人は周囲に付き合っていると思われながらもそこまで関係は発展せずに過ごしています

リコもリコで竜胆くん以外にそこまで接触されることを許さないのでまあ二人は二人のペースで関係を変えていくのだと思います

I
いただいたまろを眺めながら思ってたんですが、拙宅の梵天竜胆くんは「リコが叱ってくれないのが悪い、止めてくれないのが悪い。約束破ったのが悪い」と考えてせめて死後叱りに来てくれますようにと非道の限りを尽くすので、叱ってくれる人が必要だったマンジローと少し似てますね

J
ガリ子はよく「喧嘩売る相手ぐらい選びな」だとか「ナンパする相手ぐらい選びな」だとか言うわけですが、これは隠れた口癖ですね。文章中に♡を使いたくなくて書いてはいませんが語尾に♡が付きます。基本が戦闘民族なので力量を見測らずに寄ってきた輩を馬鹿にして潰すのが大好きなわんぱくな子です

K
全く需要がないのは分かってるんですが今シリーズと何らかのジャンルのクロスオーバーを書きたいな……と思い構想を練ってみたものの×DCで某小学生探偵が高賀兄妹と灰谷兄弟のことを怪しんだ結果その破天荒さに脳のキャパを超えて熱を出す話しか書けそうになくて諦めました

×re!だとイタリアンマフィアとジャパニーズ破天荒気狂い集団のほのぼの異文化交流になりそうです。ガリ子は強いのできっとどのジャンルとのクロスオーバーでも暴れに暴れて問題を起こす気がします

まろ見たんですが需要あるんですね!? 嬉しい〜! ちょろいので書きます! でもこのままだと色々あって全部解決したハッピー時空の高賀兄妹がある日目を覚ますと幼児化していた上に周囲の人が死神が云々護廷十三隊が云々言っていて……?! みたいな話にしかならないので何かリクエストあればください!

「世界を越えてもオレらは絶対巡り会うから」
「運命ってか? やかましいわ。ガリ子、違うって言ってやれ」
「竜胆くん好き! こっちでもずっと一緒にいようね!」
「ガリ男お前の妹だろどうにかしろ」
「オレも好きだよ、リコ」
「ふざけんなお前の弟でもあるだろうが」
基本のスタンスはこれです

L
へんふよのまろにあったご質問に取り急ぎお答えすると高賀祖父も灰谷祖父も一応カタギです!カタギの世界でかなりの役職に就いている過去を探られたらそれなりにヤバい人たちです。友情を大切にする人たちなのでかつてのお仲間とは今も普通に親交があります。探られたら本当にやばいです