40話


人事を尽くしてデブを待つ

@妹たちはそれぞれ一番近い兄を「お兄ちゃん」と呼びます。エマちゃんはリオのことだけは頑なに名前で呼び捨てにし続けていますが、それっぽく呼ぶとしたら姉の影響を受けて「お兄」な気がしますね

A花の贈り手はめちゃくちゃ分かりやすい気がします。大寿くんは事の顛末を高賀母や高賀祖父から聞かされてはいるので、病室に顔出すことも出来ずにコソコソ自分を仲介して花を届けさせようとするのはアイツしかいないのではと思っています。当たりです

病室までわざわざ届けている理由は作中で言っている通り「呪われそうだから」です。一度呪いを託された身でありお互い呪いあっているところを目の前で見せられたので、その執念深さとなんだかんだと生き残る運の良さは信頼しています。あとは隣席に放置され続けると視界に入って邪魔なのもありますね

Bパキラやら沈丁花やら花言葉に拘ってるっぽいのは何故なのかというと、血ハロ後にガーベラを贈られて「会話したこともない男から花とか重い」「そもそもアレ何の花なん」「ガーベラ。花言葉も拘ってるっぽくて余計キモイ」「へー、花言葉何」などと会話をしていたからです

お互いその会話を覚えているし、アイツならきっとまた花を贈ったんだろうなあと思ってちまちま造花やらドライフラワーやらを贈っています。生花じゃないのは目覚めてから確認できるようにという配慮です

C竜胆くんやきょうだいたちは愛しているからこそ目覚めるかどうか不安になって早く会いたい早く起きてと信頼と不安で揺れているんですが、友達二人に関しては「まあいつか起きるだろ」の信頼だけ寄せるスタイルです。片方は罪悪感みたいなものはこれでも抱いています