親父殿に許可を求める話


「父上、どうかお許しください」

取り決めを守れるのならば
ただし一つでも破った場合には直ぐに引き戻す

兄上、泣いて
泣いていいんですよ
じゃあわたしが兄上の分まで泣きます
言うや否やわあわあと泣き始めた日向に面食らう。こんなふうに声を上げて泣くのはまだこいつが5つかそこらくらいの時以来ではないだろうか。あまりの泣きっぷりに思わずこちらまで目に涙が浮かんだ。

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